──進次郎さんに「原発ゼロ」を掲げてほしいという期待はありますか。

 親が言っているのと同じことを言いたくないだろう。親とは違うところを見せたいんじゃないか(笑)。かといって進次郎は「原発を推進しろ」とは言わない。

──進次郎さんは、本音では原発はいらないと思っている、と。

 普通に考えればそうなる。今は遠慮しているんだ、まだ若造だから。みんなの嫉妬もあるしね。だからその辺は控えめにやっているんじゃないか。

(進次郎は)今は汗をかく時期。政治家は経験を積まなければ力は発揮できない。将来、国民の望むような方向に行動してくれればと期待している。その先頭を切ってもらいたい。

(編集部・野村昌二)

AERA 2019年3月18日号より抜粋

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野村昌二

野村昌二

ニュース週刊誌『AERA』記者。格差、貧困、マイノリティの問題を中心に、ときどきサブカルなども書いています。著書に『ぼくたちクルド人』。大切にしたのは、人が幸せに生きる権利。

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