相手の“怒りレベル”を予想する「カードゲーム」の狙いとは? (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

相手の“怒りレベル”を予想する「カードゲーム」の狙いとは?

このエントリーをはてなブックマークに追加
福光恵AERA
イラスト:土井ラブ平

イラスト:土井ラブ平

 うー……。みんなイヤな思い出があるんだろう。「怒りのできごとカード」を読み上げたとたん、地の底から湧き上がるような、うなりにも、うめきにも似たなんとも言えない音が、全員ののどからユニゾンで響いた。職業柄だろう。全員妙に甘かったのは、「デートの約束をしていたのに、仕事が入ったからとドタキャンされた」というカード。「仕事で山ほどドタキャンしている自分を棚に上げて、人を怒ったりなんてできないでしょ」。自分の過ちを思い出すことも、怒りのブレーキになることがあるようだ。

 とはいえ、怒りのパターンは人それぞれ。「資料いらない」は怒りレベル7だった人が、「デートの約束をしていたのに仕事が入ったからとドタキャン」はレベル3だったり。かと思うと「目の前の人がごみをポイ捨て」がレベル10だったり。

「人それぞれの怒りのツボが違うことがわかったり、怒りについての会話が生まれたりすることで、怒りにくくなるための気づきを得ることなどが狙いです」

 と、開発、発売している日本アンガーマネジメント協会。まあ、カードの内容によっては禍根を残すこともあるかもしれないが、盛り上がりは保証付き。数を数えて、イケメンゴリラを思い出して、口角を上げて、自分の怒りを知る、と。本当にあったユニークなアンガーマネジメント法で、怒りは今日からあなたのシモベだ。(ライター・福光恵)

AERA  2018年10月15日号より抜粋


トップにもどる AERA記事一覧

関連記事関連記事

このエントリーをはてなブックマークに追加
あわせて読みたい あわせて読みたい