怒りを鎮める「ゴリラの術」って? さまざまな“民間療法”を検証!

2018/10/12 07:00

 一方「人の駐車場に勝手に車を止めるってどういう了見?」とか、「おじさんが、人をおばさんと呼ぶんじゃなーい!」といった半径3メートルで生まれる怒りから、「女性登用って、まさかあの人1人だけ?」といった社会への怒りまで、世に怒りの種は尽きやしない。

 そんな怒りで身を滅ぼさないように、怒りのコントロールを試みてみた。今回活用するのは、「ゴリラになれ」に代表される民間療法的なアンガーマネジメント法だ。

 まずは怒りをコントロールするには、どんな方法があるのか調べてみよう。最初に開いたのは、『世界名言大辞典』(明治書院)の「怒り」の項目。あるわあるわ。先人たちも、御しきれない怒りには手を焼いていたと見える。

 例えば、もっとも古いものでは、約2千年も昔のローマ帝国で、政治家や哲学者や詩人などをやっていたセネカが残したこんな名言。

「怒りの最良の特効薬は遅延である」

 うん、あるね。そもそもは怒っている相手には、すぐに何を言ってもダメという意味だろうが、自分のどうにもならない怒りを鎮めるのにも応用できる。この「遅延」を具体的にしたのが、マーク・トウェインが著書に残したこんな名言。

「立腹したら四つ数えよ」

 最近もアンガーマネジメントの方法として「6秒ルール」というのをよく聞くが、四つや六つ数えるどころでは足りないときは、アメリカ第3代大統領のジェファーソンが説いた「ジェファーソン効果」と呼ばれる術も使いたい。

「腹が立ったら何か言ったり、したりする前に10まで数えよ。それでも怒りが収まらなければ100まで数えよ。それでもダメなら1千まで数えよ」

 どこまで行くのよ。ほかに、「車の名前を10個挙げる」とか、「犬の種類を10個挙げる」とか、はたまたこみ上げる怒りのワードを「逆さまから読んでみる」、なんていう亜種も聞いたことがある。「ムカつく」と言いたいところを「クツカム」と言ってみる、みたいな。要は、怒りに身を任せず、一呼吸置くチャンスを与えればOKっていうことらしい。

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