白濱:今はドームツアー最後になる8月の東京ドームまで、怪我や大きな事故なく、無事に終えることが第一。ドームを経験することによって、僕自身もそうですが、それぞれ自信がつくと思います。ツアーが終わってからみんながどう感じて、どう変わるのか。その変化も今から楽しみです。

数原:アジアツアーに関しては、片寄君様様だよね。

佐野:中国ツアーの入り口になったのは、映画「兄に愛されすぎて困ってます」が話題になった涼太君。

小森:僕らは金魚のフンみたいについていくだけでしたから(笑)。

数原:涼太が動けば女性ファンが「キャー」。それに僕らもついていく(笑)。

小森:大人気でしたね。

白濱:ほんとすごかった。涼太が普通に街を歩いていて気づかれちゃうから、僕らがファンみたいになっちゃって。

佐野:そう、僕らが取り巻き。プロの取り巻き(笑)。

中務:セキュリティー(笑)。

小森:女の子たちが前を歩いていた涼太をめがけて僕たちの両脇を走り抜けて行ったんですよ。気づけば、僕らもそのファンの類いになっていた(笑)。

白濱:涼太のファンをキャリーバッグでひいてしまわないように、こっちが気を使っちゃったもんね。危ない危ないって。

小森:僕なんてその逆がありましたよ。空港でキャリーバッグを引いていたら、ファンの女性に「アブナイヨォ!」って言われたんですよ。すっかり日本から来たファンだと思われてました。

数原:中国のファンは熱量がすごいよね。ライブも盛り上がりがすごいし。

小森:また涼太君の中国語がうまいからね。いつから習ったんだっけ?

片寄:去年の夏から。今回の中国ツアーの前はMCに向けて特訓したんだ。 

小森:最後のほうなんて頼もしくて仕方なかったよね。うますぎて現地の人じゃんって思っちゃった。

片寄:それは言い過ぎ!

数原:ハードルがめちゃ上がった(笑)。

白濱:多分、女性を口説くぐらいできると思いますよ。

小森:女性を口説けたらもう一人前だね。

片寄:いや、それは無理です(苦笑)。でも、使える場があるとやる気も生まれますよね。

佐野:今回は、中国のエンターテインメント業界に日本のエンターテインメント業界がほとんど介入していない状況だったので、HIROさんから「ジェネ、行ってくれば」と。昨年はワールドツアーという名目でマカオなどには行ってたんですが、中国大陸ツアーは今年初めて行かせてもらいました。光が見えましたね。

(構成/フリーランス記者・坂口さゆり)

AERA 7月16日号より抜粋