「モノ送るならお金送って」支援物資で被災地から悲鳴? モノがあふれる西日本豪雨被災地 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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「モノ送るならお金送って」支援物資で被災地から悲鳴? モノがあふれる西日本豪雨被災地

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川口穣AERA
物資支援は現地のニーズを把握しながら行われている=7月10日、大阪府・堺泉北港で、府市長会などからの支援物資を積み込む国土交通省の職員ら (c)朝日新聞社

物資支援は現地のニーズを把握しながら行われている=7月10日、大阪府・堺泉北港で、府市長会などからの支援物資を積み込む国土交通省の職員ら (c)朝日新聞社

おもな義援金の振込先と支援情報(AERA 2018年7月23日号)

おもな義援金の振込先と支援情報(AERA 2018年7月23日号)

「お金が一番です」

 個人が被災地に送るお金は、大きく分けてふたつ。ひとつは、現金給付など直接的なかたちで被災者に届く義援金。もうひとつが、NPOなどの支援団体に寄付する支援金だ。日本赤十字社などが募る義援金は信頼性が高く、被災者の生活再建にも直結する。一方で、公平性が重要なため、発災後ある程度の時間がたち、被害の全容が明らかになってから支給される。支援団体への寄付は支援先選びが難しいが、災害支援に即座に役立てられる。

「どちらも大切なお金です。お金を出す人の思いに沿う団体に送ってくれるのが一番です」(栗田さん)

 先述の前原さんのもとには、「水を100ケース送りたい」といった相談が届く。しかし、前原さんはこう話す。

「お断りしています。その代わり、その分のお金を災害支援のプロに預けてほしいとお願いしています。お金は何にでも化けます。必要なタイミングでモノに換えられますし、物資以外の支援にも活用できます」

 特に、今回の被災はモザイク状で、市町村全域で機能不全に陥った場所はない。倉敷を例にとると、被害は旧真備町に集中し、市内ではスーパーもホームセンターも営業している。そこに物資を送る必要はあるのか。善意を無駄にしないためにも、一度立ち止まって考えたい。(AERA編集部・川口穣)

<おもな義援金の振込先と支援情報>
■日本赤十字社
・ゆうちょ銀行 00130-8-635289「日赤平成30年7月豪雨災害義援金」
・三井住友銀行 すずらん支店(普)2787545「日本赤十字社」
・三菱UFJ銀行 やまびこ支店(普)2105538「日本赤十字社」
・みずほ銀行 クヌギ支店(普)0620405「日本赤十字社」

■中央共同募金会
・ゆうちょ銀行 00180-7-634691「中央共同募金会平成30年7月豪雨災害義援金」
・三井住友銀行 東京公務部(普)0162596「(福)中央共同募金会」
・りそな銀行 東京公務部(普)0126799「(福)中央共同募金会」

■ボランティア
 募集を始めた自治体がある。全国社会福祉協議会の災害ボランティア情報のページ(https://www.saigaivc.com/)で募集状況を確認できる

※AERA 2018年7月23日号


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