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社会学と建築学の間で考える、「ひとり空間」の可能性

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都市では「ひとり」でいることが珍しくない(※写真はイメージ)

都市では「ひとり」でいることが珍しくない(※写真はイメージ)

ひとり空間の都市論

南後 由和 著

978-4480071071

amazonamazon.co.jp

『ひとり空間の都市論』(南後由和著)は、“人とのつながり”や“コミュニティー”が大きなトピックになる今、再び「ひとり空間」について問直す一冊だ。リブロ・野上由人さんは、同著の魅力を次のように寄せる。

*  *  *
 人ごみの中、スマートフォンを見ながら歩く人。行き交う人にぶつかる。しかし、まったく気にしない様子で画面に見入ったまま歩き続ける。その人は完全にひとりの空間に入り込んでいる。都市では「ひとり」でいることが珍しくない。

 社会学の蓄積を踏まえ、都市における「ひとり空間」の変遷を見る。ワンルームマンション、カプセルホテル、ひとりで食べる空間としての吉野家やラーメンの一蘭、そしてウォークマンからスマートフォンにいたるモバイルメディア。隣の人とは切断されていても、インターネットには常時接続の現代。Airbnbを事例に「ひとり空間」の最新状況を考察して終わる。

「地方」「コミュニティー」ではなく「都市」「ひとり」。社会学と建築学の間で、都市の未来をポジティブに照らそうとする爽やかな論考だ。

AERA 2018年4月2日号


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