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日本ラグビー天王山に高い評価 19年W杯前に「桜」復活の狼煙

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栗原正夫AERA
日本選手権決勝では、サントリーサンゴリアスとパナソニックワイルドナイツが激突。12-8でサントリーが2連覇 (c)朝日新聞社

日本選手権決勝では、サントリーサンゴリアスとパナソニックワイルドナイツが激突。12-8でサントリーが2連覇 (c)朝日新聞社

大学選手権では、帝京が一時は13点あった差をひっくり返し、21-20と明治に勝利。史上最多の9連覇を達成した (c)朝日新聞社

大学選手権では、帝京が一時は13点あった差をひっくり返し、21-20と明治に勝利。史上最多の9連覇を達成した (c)朝日新聞社

 2019年にラグビーW杯を迎えるニッポン。W杯英国大会後に人気が低迷した時期はあったものの、桜の熱い季節がまた、戻ってきそうだ。

【写真】大学選手権で史上最多の9連覇を達成した帝京

 1月13日に行われた日本選手権兼トップリーグ順位決定トーナメント決勝で、サントリーサンゴリアスが12-8でパナソニックワイルドナイツを下し2年連続8度目の優勝を決めた。

 その6日前、同じく東京・秩父宮ラグビー場で行われた帝京対明治の大学選手権決勝同様に、会場は多くのラグビーファンの熱気で包まれ、試合内容もシーズンの締めくくりにふさわしい激闘だった。

 2015年のラグビーW杯イングランド大会では、日本代表が強豪・南アフリカを下し「スポーツ史上最大の番狂わせ」と話題を呼んだ。それまで日の目を見ることのなかった日本ラグビー界にとって過去最高の追い風となり、その年のトップリーグは歴代最多の観客動員を記録。だがブームは長く続かなかった。

 それだけに、先の決勝は来年に自国開催のW杯を控える日本ラグビー界にとって、質(試合のクオリティー)、量(観衆の入り)ともに弾みをつけるキッカケになったのではないか。

「このレベルの試合を続けていけば、これからの日本のラグビーは明るい」

 パナソニックを率いたニュージーランド出身の名将、ロビー・ディーンズ監督は試合後、日本メディア向けに話したが、単なるお世辞ではないだろう。

 試合に戻れば、それまで14戦無敗を誇ってきたパナソニックは、核となる2人の元豪州代表を欠いたことが響いた。前半10分にSOバーンズが右足を痛め交代すると、フランカーのポーコックも頭を強く打つなどでハーフタイムでベンチに下がった。

 一方のサントリー。後半30分過ぎから相手陣地で、40フェーズにも及ぶ連続攻撃を繰り出すなど有効に時間を使い、相手の反撃の芽を摘んだ。後半ロスタイム、自陣ゴール前で1トライで逆転を許す状況もあったが、激しい守備で相手のミスを誘いノーサイドを待った。

 勝利は、どちらに転んでもおかしくない展開といえた。だが、最後にサントリーへ転んだのは決して偶然ではない。


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