東大進学者数トップ級 筑駒の学生が田んぼで行う「通過儀礼」 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

東大進学者数トップ級 筑駒の学生が田んぼで行う「通過儀礼」

このエントリーをはてなブックマークに追加
AERA
筑波大附属駒場中学・高校/歴代校長も筑波大農学・生物学出身で、校長講話も農業に関する話が多い。写真(上)は1964年の田植えの様子。稲作はOBと現役とをつなぐイベントにもなっている。部活動が活発で、兼部する生徒も多い。行事も盛んで、特に11月の文化祭は3日間の延べ入場者数が1万人を超えるほど。高校3年生は夏休みに集中して勉強し、休み明けは文化祭準備にすべてをつぎ込むという。OBに黒田東彦(日銀総裁)、野田秀樹(俳優・劇作家)ら(撮影/関口達朗)

筑波大附属駒場中学・高校/歴代校長も筑波大農学・生物学出身で、校長講話も農業に関する話が多い。写真(上)は1964年の田植えの様子。稲作はOBと現役とをつなぐイベントにもなっている。部活動が活発で、兼部する生徒も多い。行事も盛んで、特に11月の文化祭は3日間の延べ入場者数が1万人を超えるほど。高校3年生は夏休みに集中して勉強し、休み明けは文化祭準備にすべてをつぎ込むという。OBに黒田東彦(日銀総裁)、野田秀樹(俳優・劇作家)ら(撮影/関口達朗)

「最初は皆そんなにやりたがらないので、いかに楽しませられるかが腕の見せどころ。今日も皆が楽しそうなのが僕の誇りです」。笑顔が少し、大人びていた。

 前出の渡邉教諭によると、農業系の進路を選ぶ生徒は多くない。ただトコトン究める研究者肌の生徒が多く、その高度な知的好奇心をくすぐるため、教員もかなりの準備が必要らしい。

 同校で過ごした日々が人生の基礎を築いた、というOBも少なくない。元航空会社勤務の戸井正明さん(67)もその一人だ。米国赴任中、日本の常識が通用しない状況を切り抜けられたのは、多様性を重視する筑駒での生活があったからだと振り返る。

「『こんな時、あいつならどう考えるかな』と顔が浮かぶのは、いつも筑駒の同級生。互いの違いを認めると言うのは簡単ですが、筑駒ではごく自然に実践されていたと思います」

(編集部・市岡ひかり)

AERA 2017年11月6日号より抜粋


トップにもどる AERA記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい