目標は日本代表監督? 元サッカー日本代表・藤田俊哉の今 (1/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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目標は日本代表監督? 元サッカー日本代表・藤田俊哉の今

栗原正夫AERA
「世界的に見ればスケールは小さいかもしれないが、指導者になって初めてのタイトルはやはり感慨深い」と話す藤田(写真左手前、本人提供)

「世界的に見ればスケールは小さいかもしれないが、指導者になって初めてのタイトルはやはり感慨深い」と話す藤田(写真左手前、本人提供)

 オランダリーグで唯一のアジア人コーチとして活躍する人物がいる。元日本代表の藤田俊哉だ。今季は所属チームのリーグ優勝に貢献した。

 いまや日本人サッカー選手が欧州でプレーするのは珍しくない時代。日本代表の主力選手の多くは欧州のトップリーグに所属し、下部リーグを含めれば100人以上の選手がプレーしているとも言われる。そんななか、選手としてではなくコーチとして欧州に渡り、挑戦を続けているのが元日本代表の藤田俊哉(45)だ。

●もう一回勝負したい

 藤田は2012年に現役を引退すると、14年からオランダに渡り約3年半、オランダ2部リーグのVVVフェンロでコーチを務め、今季は5季ぶりの1部リーグ昇格に加え、2部優勝に指導者として貢献した。

 00年前後のジュビロ磐田の黄金期に活躍し、01年にはJリーグMVPにも選ばれた藤田はなぜ、異国の地で指導者となったのか。動機は、現役時代にあるという。

「03年にオランダのユトレヒトでプレーしたときに、思ったような成果が出せなかった。だから、この国でもう一回勝負したいと思った。本当は選手として、もっとできたらよかったんだけど……」

 ただ、Jリーグや日本代表での活躍が欧州行きにつながる選手と比べ、指導者として海を渡ることは簡単ではない。言葉の壁はもちろん、サッカー後進国とされる極東からサッカー先進国へ乗り込むわけで、そのハードルは想像以上に高いと言われる。

 オランダコーチ協会には現在500人を超える登録者がいるが、アジア人は藤田のみ。

「オランダのクラブならオランダ人のコーチを雇えばいいわけで、あえてアジア人を使う必要はないでしょ」

●監督をやってみたい

 だが、やると決めたことはとことんやる性格と自らを分析する藤田は、泣き言を封印する。

「大変なのは日本でやっても一緒。言葉(英語)は比較的、準備はしてきたけど、いまだに足りない。もちろんピッチ外ではいろいろあるけど、ピッチ内の仕事だけを考えれば特別大変だとは思ってない」


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