がんを狙い撃ちするスナイパー登場 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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がんを狙い撃ちするスナイパー登場

熊谷わこAERA#がん#病気
照射法の違いによる放射線治療の分類

照射法の違いによる放射線治療の分類

 また、小さい腫瘍の根治に抜群の効果を上げているのが、「定位放射線治療(SRT)」だ。

 ピンポイント照射とも言われ、多方向(6~10方向)から高線量の放射線を数ミリ以内の精度で病巣に集中させて、狙い撃ちする。

 1回の線量が高い分、治療期間も短い。通常の放射線治療では2グレイを30回程度照射しなければならないが、1回12グレイを照射できる定位放射線治療は4回程度で終わるので、患者の通院負担は格段に軽く済む。

 脳腫瘍専用治療装置のガンマナイフがよく知られているが、早期の肺がんや肝臓がんもこの治療単独で根治が期待できる。

 なお、肺や腹部は、照射中に呼吸によって臓器が動き、正確に治療することが難しかったのだが、がんが呼吸によって動く動きにあわせて照射したり、ある範囲に腫瘍が入ってきたタイミングのときのみ照射する技術のおかげで、治療がしやすくなった。

「今後さらに高齢化が進む中で、放射線治療で救われる患者さんは増えていくと予想しています」(中山医師)

(ライター・熊谷わこ)

AERA  2016年7月11日号


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