2人は、東京・南青山にある栩内容疑者の自宅マンションで、覚醒剤を使用した疑いが持たれている。栩内容疑者は容疑を否認しているが、ともに尿検査と毛髪鑑定で陽性反応が出たという。

 2人が出会ってからの“ドラッグ生活”は判然としない。しかし、ASKA容疑者は破綻への道を歩んでいた。

「もう5年以上前からクスリをやっていた。曲が作れない、うまく歌えないとふさぎ込んでいたときに使い始め、次第に依存が強まった。家でも急にグラスを投げつけたり、大声で笑い始めたり。それで奥さんが疑い始め、周囲に相談したのです」

 と語るのは、ASKA容疑者の別の知人である。

「一時は彼自身が『もうやらない』と約束し、うつ病の薬を病院で処方されて徐々に回復していた。ところが、副作用がつらく、飲むのをやめてしまった。それで、また始まってしまったようなのです。奥さんは病院や施設に入って治療したほうがいいのではないかと調べて回ったようですが、本人はまったく聞く耳を持たなかった」

AERA 2014年6月2日号より抜粋