年収1千万でも「かえって家計が苦しくなる」ワケ (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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年収1千万でも「かえって家計が苦しくなる」ワケ

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企業価値検索サイト「ユーレット」を運営する西野嘉之さんは「就業者が多いモノづくりやサービス業に携わる人たちは生産者であり、消費者。この人たちの年収が上がれば、内需も活性化する」と説く(立体イラスト/kucci、撮影/写真部・松永卓也)

企業価値検索サイト「ユーレット」を運営する西野嘉之さんは「就業者が多いモノづくりやサービス業に携わる人たちは生産者であり、消費者。この人たちの年収が上がれば、内需も活性化する」と説く(立体イラスト/kucci、撮影/写真部・松永卓也)


 山田さんに試算してもらった、年収別の月あたり手取り額をみると、サラリーマンと専業主婦、中学生の子ども2人という世帯で比べると、年収600万円で月約31万8千円の手取りに対し、年収1千万円では約47万7千円。年収900万円前後を境に、児童手当が半減することも響き、その差は約16万円。住宅ローンや子どもの学費で「ちょっと背伸び」をすれば、すぐに埋まる差だ。

 一方、アンケートで、1千万円プレーヤーに「理想の年収」を尋ねると、32%が「1500万円」と答えた。年収が1500万円になると、実質可処分所得が1千万円を超えてくる。同条件の月あたり手取り額は約66万3千円。年収600万円世帯の倍以上となり、一気に生活実感が改善することが想像できる。「生活をより幸せにするために何が必要か?」という問いに、63%もの1千万円プレーヤーが「お金」と答えたのも、そのあたりに背景がありそうだ。

AERA 2014年4月7日号より抜粋


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