次の「澤穂希」は18歳? 次世代なでしこリーダー候補 (2/2) 〈AERA〉|AERA dot. (アエラドット)

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次の「澤穂希」は18歳? 次世代なでしこリーダー候補

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女子サッカー JFAアカデミー福島三宅史織(18)北海道札幌市出身。兄二人の影響で小学1年でサッカーを始める。男子少年団で4年時に全道大会優勝。監督の勧めでアカデミーを受験した。昨年のU―17W杯ベスト8に貢献するも、今年10月のU―19W杯アジア予選敗退。165cm、50kg(撮影/写真部・東川哲也)

女子サッカー JFAアカデミー福島
三宅史織(18)
北海道札幌市出身。兄二人の影響で小学1年でサッカーを始める。男子少年団で4年時に全道大会優勝。監督の勧めでアカデミーを受験した。昨年のU―17W杯ベスト8に貢献するも、今年10月のU―19W杯アジア予選敗退。165cm、50kg(撮影/写真部・東川哲也)

 最終ラインを統率するセンターバックはコーチングが必須。声で他のディフェンダーをリードしなくてはならないが、「判断を間違ったらどうしよう」とミスを恐れてしまうと、頭の中のアイデアが声にならない。

「最初は怖かったけど、近賀さんにアドバイスされて開き直れた。もう間違ってもいいから声を出そうって」

 恐怖と闘い、勇気を振り絞った90分間だった。35歳の澤の後を継ぐリーダーシップを持つ。JFAアカデミー福島で指導する監督の樋渡群(35)から、高校2年で高校生チームのキャプテンに抜擢された。

「この年齢のレベルをはるかに超えた心技体を持っている。あとは経験を積んで澤さんに追いつくような危険察知能力を身につければ、間違いなくリーダーになれる」(樋渡)

 思えば、澤はW杯で「苦しいときは私の背中を見て」と仲間を鼓舞した。DFの三宅は背中を向けられないから、声で伝えるしかない。

 三宅は被災者でもある。地震が起きた日は中学の卒業式。避難所生活も経験した。友人とも会えなくなった。その声はアカデミーのあった福島にも届けたい。「私の声を聴いて」と。

AERA 2013年11月11日号より抜粋


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