また本書からは、玉置さんが「愛」という言葉、概念に執着する理由も見えてきます。玉置さんの愛というのは、恋愛に限らず、家族愛とか人類愛とか、そういう規模のものまで含みます。その上で彼は「愛があれば困難も乗り越えられる」、「愛があれば救える」という考えを本気で持ちあわせているのです。

 昨年の騒動時、ASKA容疑者に救いの手を差し伸べたのも、そうした自らの信念に沿っただけのことだったのかもしれません。だとすれば、玉置さんは、再び、ASKA容疑者に救いの手を差し伸べるのではないでしょうか。無償の愛でもって。