学校の「予備校化」がスクールカーストをなくす?

2013/09/09 09:30

学校内や教室内において自然発生するヒエラルキーを、インドのカースト制度になぞらえた「スクールカースト」という言葉。スクールカーストは、いじめの背景に潜んでいることも多く、見逃せない問題となっています。数年前に比べて教室の生徒数は少なくなり、教師の目が届きやすくなったにも関わらず、この問題は解決しません。



以前から、教室内での序列付けのようなものは存在していましたが、その指標は学力や運動能力などの目に見えるものでした。しかし、現在のスクールカーストでは、話し方や雰囲気、容姿などの主観的な判断材料によって序列が決まることも珍しくはありません。



他者との些細な違いで発生してしまうスクールカースト。これをなくすためには、一体どうしたらいいのでしょうか。



「簡単な方法がある」と語るのは、若手文化人として様々なメディアに引っ張りだこの社会学者・古市憲寿氏。アニメ・ゲーム制作会社「ガイナックス」設立者・岡田斗司夫氏との対談(書籍『僕らの新しい道徳』より)のなかで、「学級をなくしてしまう」こと及び学校の「予備校化」を提案しています。



「ばらばらの個人が、朝から晩まで同じ空間に軟禁されているから、細かな『違い探し』にみんなが躍起になって、スクールカーストが生まれてしまう。だから、学級制度をやめて、みんな好きなカリキュラムを組むようにすればいい」(古市氏)



スクールカーストについて研究した書籍『教室内カースト』の著者・鈴木翔氏は、学校の先生がスクールカーストを強化している側面もを指摘しています。教室内の運営をスムーズにするために、目立っているカースト上位にいる生徒と仲良くする先生がいるというのです。

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