
「この声が聞こえたのも4年ぶり!」
「すごいね!」
眼前に広がる5万人のファンの姿と歓声、そしてペンライトの光。
Nissy(西島隆弘)が、ソロアーティストとしては史上2人目の全国6大ドームツア-となる「Nissy Entertainment 4th LIVE ~DOME TOUR~」に臨んだ。
2月17日、ツアーのセミファイナルであり、4年ぶりとなる東京ドームでのライブ開催のステージ上で、Nissyは何度も何度も感慨深げにその実感を口にした。
新型コロナウイルスの感染拡大により、エンタメ界は大きな打撃を受けた。公演などもさまざまな制限が設けられながらも、少しずつ状況に合わせたかたちで環境を整え続けてきた。
今回のドームツアーも、昨年秋のスタート時には観客は声出しNG、拍手のみという条件から、一部声出しOKとなり、そしていよいよ2月4日の大阪京セラドームよりマスク着用等の条件のもと、声出しの観覧が可能となった。
そういった流れがあったからこそ、アリーナやスタンドからの声を一身に浴びるNissyの感動も、ひときわ大きなものとなったのだろう。17日のライブでも、
「もっともっと上までいけますよね!」
「男、声くださーい!」
「女の子、負けてらんないよね!」
と、より大きな声での歓声をあおってのパフォーマンスを繰り広げた。
今回のドームツアーは、ツアータイトルの「Nissy Entertainment」の名が占める通り、ステージ、演出、衣装、映像、総合演出、すべてをNissyがプロデュース。巨大なエンタメ空間に約3時間身をゆだねるような感覚もある。

1曲目の「Do Do」から全開のままパフォーマンスは続き、中盤にはユニバーサル・スタジオ・ジャパンとのコラボとして、「ピーナッツ」「セサミストリート」の人気キャラクターたちもステージに登場、Nissyと一緒にダンスするなどのわちゃわちゃぶりに、ドームのステージは、よりにぎやかに盛り上がった。