ふわふわ卵のオムライス(撮影/写真映像部・松永卓也)
ふわふわ卵のオムライス(撮影/写真映像部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「ふわふわ卵のオムライス」。

【作り方のワンポイントアドバイスを写真で紹介!】

*  *  *

 洋食屋さんで人気のオムライス。お店のように卵ですっぽりとライスを包み込むのは至難のワザ。そこで簡単に作れる半熟卵のオムライスをご紹介しましょう。

 まずは中身のライスから。玉ねぎとベーコンを炒め、あらかじめ炊いておいたご飯を加えます。焦げ付きやすいので、フッ素樹脂加工のフライパンがおすすめ。ご飯にねばりが出ないよう、強火で手早く材料と炒め合わせましょう。

卵は白身が残らないようにしっかりと溶きほぐし、牛乳と塩を加えて混ぜる。(撮影/写真映像部・松永卓也)
卵は白身が残らないようにしっかりと溶きほぐし、牛乳と塩を加えて混ぜる。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 次に卵を準備しますが、白身が残らないようムラなくよく溶きほぐしてください。ここに牛乳と塩を加えて混ぜ合わせます。

ヘラで周りから円を描くようにさっくりと混ぜ合わせ、半熟状態にする。(撮影/写真映像部・松永卓也)
ヘラで周りから円を描くようにさっくりと混ぜ合わせ、半熟状態にする。(撮影/写真映像部・松永卓也)

 さて、ここからはスピード勝負! フライパンにサラダ油を引き、強火でよく熱します。そこに先ほど混ぜておいた卵を一気に加えます。徐々に火が入って固まっていくので、ヘラで周りからさっくりと混ぜ、とろりと半熟状態になったら火を止めます。

 できあがった卵は、形を気にせず帽子のように、炒めたライスの上にすっぽりとかぶせるだけ。ふわふわの食感がたまりませんよ。(構成/沖村かなみ)

■ふわふわ卵のオムライス

【材料】(2人分)A(玉ねぎ1/4個、ベーコン50g)、ご飯300g、パセリ適量、ケチャップ大さじ1、塩・胡椒各少々、バター20g、卵4個、B(牛乳大さじ1、塩小さじ1/2)、サラダ油大さじ2、C(バター20g、ケチャップ大さじ4、水大さじ1)

【作り方】(1)Aをみじん切りにし、バターを溶かしたフライパンで炒める。ご飯を加えて強火で手早く炒め、ケチャップ、塩、胡椒で味を調える。パセリのみじん切りを加え火を止める。(2)ボウルで卵をよく溶きほぐし、Bを加えて混ぜる。(3)別のフライパンにサラダ油をよく熱し、(2)を一気に加えてヘラで周りから混ぜ、半熟状態で火を止める。(4)Cのバターを溶かしたフライパンにケチャップと水を加え、混ぜる。(5)皿に(1)を盛り、(3)をのせ、(4)のソースをかけてパセリを添える。

【ワンポイントアドバイス】卵は白身が残らないようにしっかりと溶きほぐし、牛乳と塩を加えて混ぜる。

ヘラで周りから円を描くようにさっくりと混ぜ合わせ、半熟状態にする。

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All
黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り

週刊朝日  2023年2月24日号

著者プロフィールを見る
黒田民子

黒田民子

黒田民子(くろだ・たみこ)/1947年生まれ。料理研究家。All About「ホームメイドクッキング」ガイド。旬の素材を生かした家庭料理のレシピが幅広い世代に支持されている。趣味は美術館巡り。

黒田民子の記事一覧はこちら