「私は昨年から、おせち料理をふるさと納税で選び、実家に贈るようにしています。ちょっとした贅沢品こそ、集まって楽しむ良さがありますが、年末年始はまさにベストタイミング。正月は家族みんなで、ふるさと納税でもらったおせち料理を囲んで楽しんでいます。高齢になってきた母も喜んでくれて、一石二鳥です」(同)

 これまで数々の返礼品を公私ともに試してきた飛田さんと嶋田さんに、それぞれのオススメ返礼品を教えてもらった。滑り込みで申し込む際の参考にしてほしい。

 またシニア世代といえば、体調管理が気になる年代でもある。そんな世代にお薦めなのが、「人間ドック券」の返礼品。日帰りのコースもあれば、温泉がついた1泊2日の宿泊型などもある。多くが発行日から1年の有効期限だ。

「その他、健康枕や体重計、血圧計など、返礼品には健康管理グッズも一通りそろっています。まずは欲しいものを検索してみて、寄付先を選ぶというのも良いかもしれません」(同)

 もちろん、ふるさと納税は、返礼品以外にも、応援したい自治体や、寄付金の使い方に賛同できる地域などで選ぶのも良い。「寄付して良かった」と思えるふるさと納税をして、ホクホクと新年を迎えたいものだ。(フリーランス記者・松岡かすみ)

週刊朝日  2022年12月30日号

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松岡かすみ

松岡かすみ

松岡かすみ(まつおか・かすみ) 1986年、高知県生まれ。同志社大学文学部卒業。PR会社、宣伝会議を経て、2015年より「週刊朝日」編集部記者。2021年からフリーランス記者として、雑誌や書籍、ウェブメディアなどの分野で活動。

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