ペットはもはや大事な家族。読者とペットの愛おしい日常のひとコマをお届けします。今回の主役は、のハナちゃんとたまちゃんです。

【写真】こんな姿見たことない! 枯れ葉をやさしく抱えて立ち上がる猫

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 先代猫が天国に行って数年。次に飼うなら早くしないと、前の子みたいに25歳まで生きると私のほうが先に逝ってしまう。

 どうせなら保護猫をと探したが、60歳前の一人暮らしはNGだの、もっといい条件の方がいただのと、ことごとく断られ、心が折れた。であればペットショップだと思っていたら2年前の9月、友人がSNSにあがっていた保護猫を教えてくれた。

 これで駄目ならあきらめようと連絡したらとんとん拍子に話が進み、はるばる海外(淡路島です。笑)からやってきたのがシャム系のハナちゃん(写真右、雌、2歳)。

 が、4カ月もたったころ、ハナが動かなくなり食べなくなった。病院に行ったら、難しい病気で治療が困難と言われた。

 譲渡後も親切にしてくれている保護団体の方に状況を伝えると、神戸の病院で治療してもらえる可能性があるという。

 速攻、神戸に。頻繁に通わないといけないが、仕事を持つ私が神戸に通うのは困難だ。そこで譲渡前にお世話してくれていた預かりボランティアさんにお願いすることになった。

 3カ月の治療を終え、ハナちゃんは戻ってきた。ボランティアさんのところで仲良しになったたまちゃん(同左、雌、3歳)も一緒に! ハナちゃんは3カ月の間にすっかりツンデレさんになり、近くにはいたいけど、あんまり触られたくない──。そんな感じで半径1メートル以内に常にいる感じです。

 たまは日を追うごとに甘えん坊になり、ハナにご飯を取られても譲ってしまう優しい子。朝は2匹で家中を大運動会、カーペットも玄関マットもあさっての方向に飛んでいってて、でもそのお世話がとても楽しい今日このごろ。(岡山市東区/58歳/会社員)

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週刊朝日  2022年4月1日号