「鬼滅の刃」に迫る勢い!急成長する韓国発スマホ漫画「ウェブトゥーン」

2020/12/31 11:30

『女神降臨』(yaongyi)(C)yaongyi/LINE=LINEマンガ提供
『女神降臨』(yaongyi)(C)yaongyi/LINE=LINEマンガ提供
『復讐の皇后』(Kim So Hyun/MUSO)=(C)Kim So Hyun/MUSO/comico
『復讐の皇后』(Kim So Hyun/MUSO)=(C)Kim So Hyun/MUSO/comico


 スマホで読める韓国発の漫画「WEBTOON(ウェブトゥーン)」をご存知だろうか。ドラマが大ヒットした『梨泰院クラス』もこのウェブトゥーンが原作で、『六本木クラス』として日本語訳もされている。12月25日に発表された「LINEマンガ」の「2020年間ランキング」では『鬼滅の刃』が1位だったが、続く2位と3位は「LINEマンガ」オリジナルのウェブトゥーン作品で韓国発の『女神降臨』と『外見至上主義』。ここまで身近になってきているウェブトゥーンとは、そもそもどんなものなのだろうか。

【漫画】なぜ、「梨奏院クラス」が「六本木クラス」に

 日本の電子漫画は、見開きの紙媒体の形体を保ってデジタル化されているのが一般的だ。一方、ウェブトゥーンは縦スクロール方式の漫画。コマの区切りや横の制限はあるものの、縦の空間を際限なく利用した演出が可能だ。しかもカラーなので、アニメーションを見ているような感覚すらある。
 
 韓国コンテンツ振興院日本ビジネスセンターの李咏勲(イ・ヨンフン)センター長は、ウェブトゥーンの起源は個人のホームページだったと解説する。

「1998年にクォン・ユンジュ氏が自身のホームページに公開したSNOW CAT(COOL CAT)という漫画が、ウェブトゥーンの始まりとされています」

 はじめは、パソコンのモニター画面上で閲覧できるようにスクロールする方式が用いられた。後にスマートフォンが普及したことで、縦長の画面で閲覧しやすいウェブトゥーンが増えていき、韓国独自の漫画文化として形成されていった。

「例えばK-POPは、韓国固有の音楽にとらわれず、世界中の人が楽しめるようにジャンルをミックスさせています。ウェブトゥーンも同様に、韓国の新しい漫画文化として誕生したものですが、アメリカのカラーコミックや日本の劇画漫画など、多様な表現技法を取り入れたグローバル漫画文化として発展しています」(李センター長)

 ウェブトゥーンの本格的なサービスの開始は2000年代に入ってからだ。韓国の漫画配信プラットフォームである「ダウムウェブトゥーン」(03年)をはじめ、「ネイバーウェブトゥーン」(04年)、「レジンコミックス」(13年)などで配信されていった。

NEXT

ウェブトゥーン作家の育成に力を入れる韓国

1 2 3 4

あわせて読みたい

  • 『梨泰院クラス』の原作漫画はなぜ、『六本木クラス』になった?人気の韓国発ウェブ漫画を一挙紹介

    『梨泰院クラス』の原作漫画はなぜ、『六本木クラス』になった?人気の韓国発ウェブ漫画を一挙紹介

    週刊朝日

    12/31

    『梨泰院クラス』の原作漫画はなぜ、『六本木クラス』になった?人気の韓国発ウェブ漫画を一挙紹介

    『梨泰院クラス』の原作漫画はなぜ、『六本木クラス』になった?人気の韓国発ウェブ漫画を一挙紹介

    週刊朝日

    12/31

  • 「面倒見のいい」大学ランキング1位は? サポート充実の大学は…

    「面倒見のいい」大学ランキング1位は? サポート充実の大学は…

    週刊朝日

    1/17

    「科学漫画サバイバル」シリーズ累計1000万部突破! シリーズ初のアニメ映画DVDの発売も発表

    「科学漫画サバイバル」シリーズ累計1000万部突破! シリーズ初のアニメ映画DVDの発売も発表

    9/24

  • 「偏差値の高さ」じゃない 「大学ランキング」学長からの評価1位は?

    「偏差値の高さ」じゃない 「大学ランキング」学長からの評価1位は?

    週刊朝日

    1/17

この人と一緒に考える

コラムをすべて見る

コメント

カテゴリから探す