伊藤沙莉の“デビューあるある”とマネジャーに嘘をついた過去 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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伊藤沙莉の“デビューあるある”とマネジャーに嘘をついた過去

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伊藤沙莉 (撮影/写真部・掛祥葉子、ヘアメイク/藤原玲子、スタイリスト/小宮山芽以、衣装協力/那由多 撮影協力/リョーザンパーク)

伊藤沙莉 (撮影/写真部・掛祥葉子、ヘアメイク/藤原玲子、スタイリスト/小宮山芽以、衣装協力/那由多 撮影協力/リョーザンパーク)

映画「蒲田前奏曲」は、25日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 (c)2020 Kamata Prelude Film Partners

映画「蒲田前奏曲」は、25日からヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国順次公開 (c)2020 Kamata Prelude Film Partners

 9歳で子役デビューしてから17年が経つ伊藤沙莉さん。ハスキーな声に、確かな演技力。溢れる活力とユーモア。この世代で、主役でも脇役でも輝くことのできる女優は貴重だ。

【写真】伊藤さんが出演する2月公開の映画「蒲田前奏曲」の場面カットはこちら
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 16年前、2004年の春に放送され、小学生から20~30代までの幅広い世代に圧倒的に支持されたドラマがある。妻夫木聡さん主演で、柴咲コウさんがヒロインを演じた「オレンジデイズ」。大学4年生の主人公が、聴覚を失った女性と出会い成長していく物語だ。

「祖父が特別支援学校の教員だったので、手話ができたんです。その影響もあって、私はドラマに出てくる柴咲コウさんの手話を全部マスターして、見えない相手に向かってずっと手話で話しかけていました。私のそんな姿を見た母はかなり心配していましたね。『大丈夫かな、うちの子は』って(笑)」

 そのとき、彼女は10歳。前年に、ドラマ「14ケ月~妻が子供に還っていく~」で子役デビューを果たし、芝居の中で自分とは違う人間になることを純粋に楽しめていた時期だった。

「3歳からキッズダンスの教室に通っていたので、ダンスはずっと好きでした。デビューするまでは、特に当時はお芝居に興味を持っていたわけではないけれど、“ごっこ遊び”は好きでしたね。あとこれは女の子特有の感覚かもしれないですが、一緒にいる人に合わせて猫をかぶるというか(笑)。何となく、その場の空気を読んで、本来の自分とは違うキャラクターとして振る舞っていたような記憶があります」

 ダンス教室の友達に、「一人じゃ心細いから、沙莉も一緒に受けよう!」と誘われて受けた「14ケ月~」のオーディションに、友達ではなく彼女が合格した。「芸能界入りのエピソードとしては、“あるある”ですよね」と言って、少し気まずそうに彼女が笑う。

 9歳でデビュー。26歳にしてもう芸歴は17年になるが、子役の頃は学校との両立が大変で、それなりに苦労もあった。

「小学生の頃は、クラスで誰かと組んでの発表会で、私と組んでくれる人が誰もいないんです。私が仕事でいつ休むかわからないから。ダンスは土日だけレッスンに通っていたので、楽しかったけれど、それは習い事と割り切っていました。それにダンスは仮病を使って休んでも、母は、『あらそう』という感じだったのですが、お芝居の現場に行きたくないときマネジャーさんに、『おなか痛いんです』と言っても通用しない。お仕事って概念がまだそこまで理解できていないので、『なんで私ばっかり』と理不尽さを感じてイライラしてみたり。それで、ずっと一緒にいるマネジャーさんに対して『うるさい!』とか、『好きにさせてください!』とか、反抗してしまった時期もありました(笑)」


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