監督 クリストファー・ノーラン/18日から丸の内ピカデリーほか全国公開/150分(c)2020 Warner Bros Entertainment Inc. All Rights Reserved.
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「インセプション」「インターステラー」など発表する作品すべてが世界を席巻するクリストファー・ノーラン監督の最新作「TENET テネット」。世界7カ国でロケされた度肝を抜く映像も見もの。

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 満席の観客でにぎわうウクライナのオペラハウスでテロ事件が勃発。罪もない人々の大量虐殺を阻止するべく特殊部隊が突入する。部隊に参加していた名もなき男(ジョン・デヴィッド・ワシントン)は仲間を救うため身代わりとなって囚われ、毒薬をのみ込んでしまう。しかし薬は鎮痛剤にすり替えられていた。

 昏睡状態から目覚めた彼は、“あるミッション”を命じられる。それは未来からやってきた敵と戦い、第3次世界大戦を防ぐというもの。未来では「時間の逆行」と呼ばれる装置が開発され、人や物が過去へと移動できるようになっていた。キーワードは<TENET(テネット)>。突然、巨大な任務に巻き込まれた男は、それを遂行できるのか?

本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)

■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★
過去を振り返ると時間への執着が際立つ監督の新作は、1日が24時間、時は前に進むという「時の法則」をはずし、名もない男が第3次世界大戦阻止のために働く。そこで連打される映像に身体が打たれる快感がある体感映画。

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