渡部建(C)朝日新聞社
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佐々木希(C)朝日新聞社
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東出昌大(C)朝日新聞社
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杏(C)朝日新聞社
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 お笑いコンビ・アンジャッシュの渡部建(47)の不倫スキャンダルについて、妻の人気女優・佐々木希(32)の決断に注目が集まっている。夫婦関係の行方だ。

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 週刊文春の報道を受け、ネット上には「小さなお子さんがいるのにかわいそう」「子どものためにも早く別れた方がいい」と佐々木への同情の声があふれる。一部で早期の離婚はないとの報道もあるが、芸能リポーターの石川敏男さんは厳しく指摘する。

「渡部さんの芸能界復帰を考えるならば、佐々木さんが擁護コメントを出すしかないでしょう。ただ、それは同時に、渡部さんのぞんざいな女性の扱い方を容認することになり、女優生命を脅かしかねません。残された道は離婚しかないと考えます」

 複数の女性とのあまりに下品な不貞内容だっただけに、離婚は待ったなしかとも思われたが、即決断とはなっていない。夫婦問題研究家であり、離婚相談士の岡野あつこさんは分析する。

「渡部さんの不倫が本気とは思えない内容だったからでしょう。相手女性の扱いはぞんざいで、自分とは雲泥の差の扱いだったことで、自分次第で更生させられると思っているのではないでしょうか」

 不倫された妻がこうした考え方になるのはよくあるケースだという。

「『盗人にも三分の理』という言葉もありますが、妻側が同情や反省をするということはよくあります。自分に落ち度があったのではないか、あの時こうしていればこうならなかったのでないか、と考えてしまうんです。幼いお子さんがいればなおさら、離婚したくないと考え、そうした思考になりがちです」

 これは、俳優・東出昌大の不倫が報じられた際の、妻で女優の杏にも共通するという。佐々木と杏が離婚しない理由として他にも共通する点があると続ける。

「夫婦関係を壊そうとする愛人たちに負けたくない、離婚したら相手の思うつぼだ、という本妻の意地です。他人からの信用が落ちようが、結婚生活を送ってきた信用と実績が妻にはあって、私にしかわからない夫の姿がある、と夫婦生活を続けているのだと思います」

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秦正理

秦正理

ニュース週刊誌「AERA」記者。増刊「甲子園」の編集を週刊朝日時代から長年担当中。高校野球、バスケットボール、五輪など、スポーツを中心に増刊の編集にも携わっています。

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夫婦の結論は?