一方、前澤氏は昨年9月、自身が創業したZOZOの社長を電撃退任。保有する株式を売却し、約2300億円を手にしたが、その後、あまり良い話題がない。

 今年の正月には当選者千人に100万円をプレゼントする「お年玉企画」で話題になったが、一部が「分割払い」であることが事後にアナウンスされ、物議を醸した。1月には「AbemaTV」で自身のパートナーを探す「お見合い企画」をブチ上げたが、発表後に本人の申し出でドタキャン。本業のスタートトゥデイは100万人以上の利用者への新規サービスやアプリの開発などを行うというが、ZOZOのように成功するかは未知数だ。

「新会社はまだ事業提案の募集や求人を行っている段階。コロナによる自粛要請でイベントも開きにくい。SNSの宣伝では限界もある。剛力との復縁はマスコミが取り上げやすく、会社の宣伝にもなるという計算も働いたのかもしれません」(前出の芸能評論家)

(本誌・上田耕司)

週刊朝日  2020年5月8‐15日合併号

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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