「僕は写真を撮るのが好きなんですが、風邪を引いて、熱があるときでも、朦朧(もうろう)とした中で、『今しか撮れない空があるかも』なんて思う。朝起きて、『今日の天気だと、絞りはこのくらいで』とか瞬間的に思ったり(笑)。写真は、準備も楽しいし、撮るときも楽しい、現像も楽しい、プリントも楽しい。子供の頃、学校に行きたくて仕方がなかった感覚のまま、今日も、『現場に行きたいな』とか、『昨日撮った写真、どういうふうにあがるかな?』とか、楽しみだけで生きてます。僕は、いくつになっても、未来には希望しかないと思う。能天気かもしれないですが、そう思えることも自分の才能なのかなって」

(菊地陽子、構成/長沢明)

■THIS WEEK
2月17日(月)
ジムでのトレーニングの後、舞台「脳内ポイズンベリー」の稽古へ。ジムは、3日に1回のペースで通っている。
2月18日(火)
舞台稽古。その行き帰りに、目に留まった風景などをいつも持ち歩いているデジタルカメラで撮影。加工して、自身で現像・プリントして、気に入ったものは、インスタグラムにアップしている。
2月19日(水)
舞台稽古。空き時間も、セリフのことで頭がいっぱいだが、この日は、気分転換のためにNetflixで観たかった洋画をチェック。映画は自宅で楽しむことが多い。スピーカーなど、自宅で映画を観る環境を整えるのも趣味の一つ。
2月20日(木)
ジムの日。その後舞台の稽古へ。
2月21日(金)
稽古日。
2月22日(土)
稽古休み。写真家として参加予定の作品展の写真をセレクト。
2月23日(日)
週に1度のファスティング(断食)で、内臓を休ませるルーティンを、ここ数年ずっと続けていて、調子がいい。

週刊朝日  2020年3月20日号