みかんジャム  (撮影/写真部・松永卓也)
みかんジャム  (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】みかんに砂糖をまぶし、鍋を軽くゆらしながら砂糖を全体になじませる。 (撮影/写真部・松永卓也)
【ワンポイントアドバイス】
みかんに砂糖をまぶし、鍋を軽くゆらしながら砂糖を全体になじませる。 (撮影/写真部・松永卓也)

 料理研究家の黒田民子さんが教える「家つまみでひとやすみ」。今回は「みかんジャム」。

【写真】「みかんジャム」を作る時のワンポイントアドバイス

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 いただきもののみかんが食べ切れそうにないときは、私はいたまないうちに、白ワインと砂糖でやわらかく煮て、朝ごはんのトーストにのせたり、ヨーグルトに混ぜたりして、おいしくいただくようにしています。作り方はとても簡単です。

 みかんは皮をむいて輪切りにして鍋に入れ、白ワイン、砂糖をまぶして10分ほどおいてください。みかんの中からじんわり水分が出てきたら中火にかけてスプーンでクルクルかき混ぜましょう。そしてレモン汁を加えて約20分煮て、できあがりです。

 ミキサーなどにかけたりしないので、果肉が結構しっかりめのジューシーなジャムです。私は最近、認知症予防につながる可能性があると話題のカマンベールチーズと合わせてトーストにたっぷりのせて食べるのが大好きです。

 本当にシンプルな甘みの“おうちジャム”ですが、そのぶん飽きがこないのが、いいところ。作ってもすぐに食べ切ってしまいますよ。干しぶどうがお好きな方は、ぬるま湯で少しやわらかくしてから、このみかんジャムにミックスして「みかんレーズンジャム」として食べるのもおすすめです。

(構成/赤根千鶴子)

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