塚田:うん、これまでのジャニーズ伝説を経て、新しい未来に向かったジャニーズ伝説を作りたいね。

戸塚:ステージの上って、何があっても、悲しみを喜びに変える場所なんだよね。そういうエンターテインメントや娯楽の世界を、ジャニーズは本気で追求してきた。だから僕たちジャニーズのタレントがショーをやってる限りは、戦争が起きないって信じてるんです。

河合:そうだね。初代「ジャニーズ」は、挫折しても進化しようとする気持ちがすごく強いと思うんだけど、それは今のジャニーズのタレントにもつながってる。だからこそ「ジャニーズのエンターテインメント」というものをしっかり表現して、見終わった後に、心底「ジャニーズっていいな」と思ってもらいたい。「ジャニーズ伝説」として今まで描いてきた物語の“未来”として、観客の皆さんの中に、何かが生まれたらいいなと思います。

(取材・構成/本誌・松岡かすみ)

週刊朝日  2019年10月18日号