公式練習で滑る宇野昌磨=撮影・加藤夏子(写真部)
公式練習で滑る宇野昌磨=撮影・加藤夏子(写真部)
宇野昌磨(右)と島田高志郎=撮影・加藤夏子(写真部)
宇野昌磨(右)と島田高志郎=撮影・加藤夏子(写真部)
公式練習に臨んだ宇野昌磨=撮影・加藤夏子(写真部)
公式練習に臨んだ宇野昌磨=撮影・加藤夏子(写真部)
宇野昌磨(手前)=撮影・加藤夏子(写真部)
宇野昌磨(手前)=撮影・加藤夏子(写真部)

 フィギュアスケートの本格的なシーズンの開幕を前に、日本、北米、欧州の3地域による対抗団体戦「ジャパンオープン」が5日、さいたまスーパーアリーナで開催される。4日午後に同会場であった公式練習では、コーチ不在で今季に臨む2018年平昌五輪男子銀メダリスト、宇野昌磨(トヨタ自動車)が調整した。

【写真特集】宇野昌磨 公式練習の様子(全6枚)

 宇野は冒頭の4回転フリップジャンプを何度も跳び、転倒もあったものの10回以上決めた。曲かけ練習では、今季のフリーのプログラム「ダンシング・オン・マイ・オウン」を確認した。

 また、宇野はリンク横で、少し前にスイスで指導してもらった06年トリノ五輪男子銀メダリスト、ステファン・ランビエール・コーチからアドバイスを受けた。

 その後、報道陣の取材に応じた。主な一問一答は次の通り。

――シーズン初戦。今の調子はどうか。

「決していいと言える状況ではないですけど、シーズンを通して調子がいい時もあれば調子が悪い時もある。そんな中でも試合はやらなければならないので。チームの足を引っ張らないように大切にしたいなと思います」

――挑戦的なプログラム構成だが、絶対に決めたいジャンプはあるのか。

「今回は難易度の高いジャンプは全く入っていなくて、むしろ4回転2本の構成で今回はやるんじゃないかなと思います」

――メインコーチ不在のシーズン。難しいなとか、自分に合っているな、と感じるところは。

「シーズンオフにいろんな場所に行っていろんなことを経験したんですが、ショート(プログラム)、フリーともに、作るタイミングがちょっと遅かったため、自分の練習がぎりぎりすぎたな、と。作る前から追いこむべきだったと。ジャパンオープンを目の前にして、シーズンオフの過ごし方に、もうちょっと違うやり方があったのかなと思うところはあるけれど、シーズン通してずっと調子をキープしようということではなくて、徐々に上げていけばいいかな、と思っています。今できることをやりたいなと思っています」

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ランビエール・コーチのもとで学んだことは?