年金崩壊時代お金とどう向き合う? 森永卓郎・康平の親子の備え方 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

年金崩壊時代お金とどう向き合う? 森永卓郎・康平の親子の備え方

このエントリーをはてなブックマークに追加
週刊朝日#お金
森永卓郎(もりなが・たくろう 右)1957年生まれ。獨協大学教授で経済アナリスト。日本専売公社や民間シンクタンクなどに勤め、テレビのコメンテーターとしても活躍。『ビンボーでも楽しい定年後』(中公新書ラクレ)など著書多数。/森永康平(もりなが・こうへい)/1985年生まれ。金融教育ベンチャーの「マネネ」の最高経営責任者(CEO)で経済アナリスト。証券会社や運用会社で調査業務に従事し、現在は複数のベンチャー企業の経営にも関わる。 (撮影/写真部・小山幸佑)

森永卓郎(もりなが・たくろう 右)1957年生まれ。獨協大学教授で経済アナリスト。日本専売公社や民間シンクタンクなどに勤め、テレビのコメンテーターとしても活躍。『ビンボーでも楽しい定年後』(中公新書ラクレ)など著書多数。/森永康平(もりなが・こうへい)/1985年生まれ。金融教育ベンチャーの「マネネ」の最高経営責任者(CEO)で経済アナリスト。証券会社や運用会社で調査業務に従事し、現在は複数のベンチャー企業の経営にも関わる。 (撮影/写真部・小山幸佑)

森永卓郎さん(左)と森永康平さん (撮影/写真部・小山幸佑)

森永卓郎さん(左)と森永康平さん (撮影/写真部・小山幸佑)

──これから私たちは、お金とどう向き合っていけばいいのでしょうか。

卓郎:投資するなとは言いませんが、長い目でみないとリターンは取れない。まずは働くことでしょうね。目の前のお金が足りないのなら副業をすればいい。会社が禁じているのならバレないようにする。

 私も同じでした。康平が赤ん坊のころ、年収が300万円なのに埼玉・所沢に中古の一戸建てを買った。月給はローンを払うと6万円しか残らない。ミルクも買えないと追い詰められたときに文章を書く仕事を始めて乗り切ったんです。あれから34年、締め切りを守れなかったことは一度もありません。生活苦から始めたからこそ、できているのだと思います。

康平:今の若い人は働き方改革で残業もさせてもらえず、低い給料で我慢しています。父は副業をと言うが、私は一定程度、投資をするのがベストだと思います。若いうちから少しずつ投資の世界に慣れていくのがいい。マネーの勉強を怠らず、自分の頭で考えられるように鍛えていくのです。

卓郎:私は仕事は「道」だと言い続けています。柔道や華道とかの道です。要は、倫理にもとることをするのではなく、真っ当に進んでいくことを指しています。日本の個人にマネー道があるとすれば、お金にお金を稼がせることはせず、暮らしは毎月の稼ぎの範囲内で賄うのが基本になります。

 年金はこの先ずっと下がり続けます。私の見立てでは厚生年金が最終的に4割、国民年金は3割下がる。夫婦2人の厚生年金世帯では、「月13万円」時代が来るのです。生活をそれに合わせていくしかありません。それを基本にしたビジョンを作るべきです。

康平:親父の言ったことが現実ラインでしょうが、若い現役世代がそれを認めてしまうと本当にそうなってしまいます。僕は子供がいるから、やはり日本にはもう一回、復活してほしい。私たち若い世代が考え方を変えていかねばと思います。

(聞き手・構成/本誌・首藤由之)
前編「
週刊朝日  2019年10月11日号より抜粋


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい