復帰した大谷翔平 手術した右ひじの本当の状態は? (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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復帰した大谷翔平 手術した右ひじの本当の状態は?

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緒方麦週刊朝日
フリー打撃をするエンゼルスの大谷翔平(C)朝日新聞社

フリー打撃をするエンゼルスの大谷翔平(C)朝日新聞社

ア・リーグ新人王記念の盾を受け取り、表情を崩すエンゼルスの大谷翔平(中央)(C)朝日新聞社

ア・リーグ新人王記念の盾を受け取り、表情を崩すエンゼルスの大谷翔平(中央)(C)朝日新聞社

 大リーグ・エンゼルスの大谷翔平は7日(日本時間8日)、3番指名打者でタイガース戦に出場し、昨年10月の右ひじの手術から復帰を果たした。この試合は4打数無安打、1四球で、内野ゴロでの1打点に終わったものの、2日後の復帰3戦目では第1打席で今季初安打。日米が大谷の「開幕」に沸いた。

【ア・リーグ新人王記念の盾を受け取り、表情を崩すエンゼルスの大谷翔平】

 昨季に右ひじ内側側幅靱帯(じんたい)の損傷がわかり、シーズン終了後の10月に靱帯再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた大谷。投手復帰は2020年の見込みで、今季は打者に専念する。

 ひじ関節に詳しい慶友整形外科病院の古島弘三医師は、7カ月で復帰戦を迎えた大谷の術後経過について、こう話す。

「順調といえます。打席に立つ場合は、術後6カ月くらいでフリーバッティングを許可されます。そこから1カ月ほど調整して試合、という流れが一般的。ひじは投げる時の負荷の方がはるかに大きいので、復帰後のバッティングで痛いという人はあまりいません」

 打席での大谷は右ひじにガードを着け、出塁時はそれをプロテクターに付け替えている。復帰2戦目の第3打席では、早くも右ひじに相手投手のストレートが直撃して、死球に。幸いにもガードに当たっていて大事には至らなかったが、見る者をヒヤッとさせる瞬間だった。

「手術したのは右ひじの内側。左バッターなので、ここが反り返る動きは少ない。普通のスイングやランニングには影響ありません。リスクを考えるとしたら、ファウルチップで泳がされている時、あるいは空振りでバットに腕が持っていかれる時のふとした衝撃でしょう。これも何度もくり返しなることではないので、医療側としては大丈夫だと思っています」(古島医師)

 では、投手の場合は、トミー・ジョン手術を受けるとどのような術後経過をたどるのか。一例として、同院のリハビリ方針について聞いた。

「まず、6カ月くらいで40メートルのキャッチボールを許可します。7カ月では、ブルペンにキャッチャーを立たせて投球、そして8カ月で全力投球を許可する。プロ選手であれば、術後10カ月から1カ月半ほど2軍調整、1年ぐらいで1軍戦マウンド、という流れです。痛みを見ながら、そしてひじへの負担を考えながら、リハビリしていくことになります」


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