テレビリポーターの平野早苗さんはこう語った。

「母親のそばにいながら、適度に仕事をセーブすれば、テレビのコントやナレーションの仕事は続けられると思いますが、引き際は人それぞれ。還暦で区切りをつけるという生き方は、あっぱれだと思います」

 朝日新聞編集委員の小泉信一氏は、こう推察する。

「森さんは離婚してから3人の息子を引き取り、シングルマザーとして芸能活動を再開した。息子たちをとてもかわいがってますよ。長男と三男はロックバンドのボーカルとして、次男はテレビ局の会社員として、それぞれ活躍している。子育てが終わったから、そろそろ自分の時間が欲しいのでしょうね」

 昨年10月から始まった「還暦コンサート」では全国130カ所で公演。「さらにまだ増える見通し」(レコード会社)という。

(本誌/上田耕司)

※週刊朝日2019年4月12日号

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上田耕司

上田耕司

福井県出身。大学を卒業後、ファッション業界で記者デビュー。20代後半から大手出版社の雑誌に転身。学年誌から週刊誌、飲食・旅行に至るまで幅広い分野の編集部を経験。その後、いくつかの出版社勤務を経て、現職。

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