紅白のMISIAがきっかけで…鈴木おさむ、定額「音楽配信」に思うこと

1970年生まれの団ジュニたちへ

鈴木おさむ

2019/01/17 16:00

 だが、昨年末のクリスマス、Amazonミュージックに山下達郎の「クリスマス・イブ」が入ってることを知った。ランキングを開くと、素敵なクリスマスソングがズラリ。思わずそれで聴いてみると、当たり前だけどサブスク便利だなと。当たり前なんだけどね。便利さが罪悪感を溶かしていく。

 その日をきっかけに、スマホによる音楽のサブスク聴きにハマってしまった。だから、MISIAの「つつみ込むように…」も、Amazonミュージックで、聴いてしまう。

 2019年にして、ようやくサブスクで音楽を聴くようになったおじさんは思う。アーティストの「アルバム」という概念はどんどん壊れていく。派手な曲のあとに地味な曲のあるバランスとかが良かったり、「あのアルバムの3曲目」みたいな概念はどんどんなくなっていく。

 そんな中、星野源のニューアルバム「POP VIRUS」が売れている。久々にCDを買った。1曲目から聴いていく。やっぱりアルバム聴きはいいなーと思いつつ、アルバム聴きの文化はさらになくなっていくだろうと思う自分がいる。

 5年後、どうなってるんだろう。

週刊朝日  2019年1月25日号

鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。パパ目線の育児記録「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中。毎週金曜更新のバブル期入社の50代の部長の悲哀を描く16コマ漫画「ティラノ部長」と毎週水曜更新のラブホラー漫画「お化けと風鈴」の原作を担当し、自身のインスタグラムで公開中。YOASOBI「ハルカ」の原作「月王子」を書籍化したイラスト小説「ハルカと月の王子様」が好評発売中。作演出を手掛ける舞台「もしも命が描けたら」が9/3〜5兵庫芸術文化センター阪急中ホール、9/10〜12穂の国とよはし芸術劇場PLAT主ホールにて上演。

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