【悩み相談】親にならぬほうがいい?両親が不仲だったため子育てに懐疑的 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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【悩み相談】親にならぬほうがいい?両親が不仲だったため子育てに懐疑的

連載「前川喜平の”針路”相談室」

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前川喜平週刊朝日#前川喜平#夫婦#結婚
※写真はイメージ (c)朝日新聞社

※写真はイメージ (c)朝日新聞社

 私自身は、結婚したことも、子どもをもうけたことも良かったと思っています。息子が2人いますが、男の子は、成長するにつれて父親にとって友人になってくるんですよね。議論ができる間柄になり、もちろんそこに信頼関係がある。

 僕が違法天下り問題や加計学園問題で国会に呼ばれたりメディアに追われたりと多忙を極めた時期をなんとか乗り切れたのは、妻の支えがあったからこそ。息子からはいろいろと励まされ、頼りになる助言ももらいました。やっぱり家族はいいものですよ。

 あなたは子どもを持つことに不安を感じておられるようですが、「案ずるより産むがやすし」という言葉もあります。大概はあれこれ考える間もなく子どもができ、知らず知らずのうちに親らしくなっていくのです。強い意志を持って親になったという人は少ないと思いますよ。僕も、確固たる自信はないままに親になったけれど、子どもの成長とともに、だんだんと親としての自覚ができました。あなたの場合、「子どもを幸せにできるか」と真剣に考えている時点で、もう十分すぎるほど立派な自覚を持っていると思います。

 親子の関係についても、子どもを「自分のものだ」と思わないことが大事。所有や支配の対象にはしないということです。「子は授かりもの」といいますからね。

 最近結婚されたとのこと、本当におめでとうございます。お相手を自分の思いどおりにしようとせず、「愛する」という意志を折に触れて再確認しながら、幸せな家庭を築いてください。

週刊朝日  2019年1月4‐11日合併号


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前川喜平

1955年、奈良県生まれ。東京大学法学部卒業後、79年、文部省(現・文部科学省)入省。文部大臣秘書官、初等中等教育局財務課長、官房長、初等中等教育局長、文部科学審議官を経て2016年、文部科学事務次官。17年、同省の天下り問題の責任をとって退官。現在は、自主夜間中学のスタッフとして活動する傍ら、執筆活動などを行う。

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