巨人より上、攻守の軸の丸佳浩が抜けた広島が来季も大本命とされる理由 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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巨人より上、攻守の軸の丸佳浩が抜けた広島が来季も大本命とされる理由

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今中洋介週刊朝日

丸佳浩が巨人に移籍しても広島が大本命? (c)朝日新聞社

丸佳浩が巨人に移籍しても広島が大本命? (c)朝日新聞社

 広島の顔として長年チームを引っ張ってきた丸佳浩が今オフに巨人へFA移籍した。同一リーグの宿敵・巨人に移籍しただけに広島にとって大きな痛手だ。今季は打率・306、39本塁打、97打点。球団史上初の2年連続セ・リーグMVPにも選ばれた。リーグ3連覇と黄金時代を築いた広島に不可欠な中心選手だった。そんなスーパースターが巨人に電撃のFA移籍。来季はセ・リーグの勢力図が大幅に変わる可能性があるが、意外にも?丸が抜けた広島を来季の大本命に予想する声は少なくない。

 元中日監督の落合博満氏はスカパーの表彰式に出席した際に、「4連覇する可能性は非常に高い」と分析。野球評論家の張本勲氏も最優秀バッテリー賞の表彰式で、「丸が抜けても広島は大丈夫。記録に出ない走塁がありますから優勝に絡んでくる」と野球の質の高さを強さの理由に挙げた。

 丸が抜けた懸案材料をどうカバーするか。長年守っていた中堅はセンターラインで他の外野手に指示を出すポジションだけにレギュラーを固定した方が望ましい。期待がかかるのが野間峻祥(のま・たかよし)だ。今季は126試合出場で打率・286、5本塁打。潜在能力を考えればまだまだ物足りない。長打力があり、足の速さは球界屈指。盗塁の技術を磨けば、トリプルスリーを狙える逸材だ。有望株は野間だけではない。西川龍馬は「あいつは天才」と同学年の4番・鈴木誠也も一目置く打撃センスを兼ね備えている。今季は107試合出場で打率・309、6本塁打。内野の守備に不安があるため、今オフは出場機会を増やすために外野の練習に取り組んでいる。
 
 今季の総得点は広島が721点に対し、巨人が625得点。丸が広島から巨人に加入したことで数字上は縮まる計算になるがそうとも言い切れない。機動力に関してさらに差が開く可能性があるからだ。今季のチーム盗塁数は広島の95に対して巨人は61。丸は今季10盗塁に対し、野間が17盗塁だった。打線全体で得点を取る能力は長けているだけに、野間が定位置をつかめばお家芸の機動力を前面に出した野球でさらに進化する可能性が十分にある。


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