「根尾昂とプレーしたい」高校球児が急増中 暗かった中日が人気球団に (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「根尾昂とプレーしたい」高校球児が急増中 暗かった中日が人気球団に

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今中洋介週刊朝日
中日・根尾昂 (c)朝日新聞社

中日・根尾昂 (c)朝日新聞社

 ある高校野球部の監督が大阪桐蔭・根尾昂について興味深いことを話していた。

「今、『中日に行きたい』って子供たちが多いんですよ。理由は『根尾君と一緒にプレーしたいから』だって。野球バカじゃなく、勉強も優秀で読書量もすごい根尾君はあこがれの存在。一緒のチームでプレーすることに興味があるのでしょうね」

 かつて中日はドラフトで不人気球団だった。近年は生え抜きのスターが不在で「暗い」というイメージがまとわりついていた。過去のドラフトでは1位指名候補に挙げていた選手から「中日に指名されても入団しません」と球団事務所にFAXを送り付けられたこともあった。昨年は松坂大輔が入団して春季キャンプからフィーバーが起きたが、熱狂的だったのは松坂の全盛期を知っている30代以上のファンが大半。日本球界で4241日ぶりの白星を挙げた2018年4月30日のDeNA戦(ナゴヤドーム)後のお立ち台では、松坂が「同年代のファンは知っていても、小さい子は僕のことが分からないと思う。活躍して顔を覚えてほしい」と呼びかけていた。

 高校球児はリアルタイムでプレーする選手の生きざまに憧れを抱く。

 一昔前は授業中に教科書を開かず寝そべって、野球だけをしてプロで大金を稼ぐ生き方がかっこいいと思う子供が少なくなかったが、今は時代が違う。

 野球部のレギュラーでも勉強にきっちり取り組まなければ練習参加できない学校が増えている。子供たちも「野球さえできればいい」ではなく、「野球も勉強もしっかり両立して将来の選択肢を選ぶ」という考え方にシフトしている。その中で新しいスター像として登場したのが大阪桐蔭・根尾だ。

 投手、遊撃手の「二刀流」で3年春夏の甲子園連覇に大きく貢献。学業も優秀だ。中学時代は「オール5」で大阪桐蔭でも偏差値70を超える成績で野球部内唯一のAクラスだったという。さらに、根尾が愛読書として挙げた外山滋比古さんの「思考の整理学」、近代資本主義の父・渋沢栄一の「現代語訳 論語と算盤(そろばん)」が人気急上昇。


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