鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。「ママにはなれないパパ」(マガジンハウス)が好評発売中
グレーヘアの近藤サトさん (c)朝日新聞社
グレーヘアの近藤サトさん (c)朝日新聞社

 放送作家・鈴木おさむ氏の『週刊朝日』連載、『1970年代生まれの団ジュニたちへ』。今回は近藤サトさん、吉川晃司さんに学ぶ「グレーヘア」について。

【グレーヘアの近藤サトさんの写真はこちら】

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 フリーアナウンサーの近藤サトさん(50)が、白髪染めをやめて白髪を隠さないグレーヘアを公開したことが話題になりました。正直、かなり驚きました。だけど、この選択は、白髪で悩む多くの女性に希望と選択肢を与えたことと思います。

 僕も白髪が結構出る。特にサイドからもみあげにかけて。僕は現在46歳なのですが、先日、ダンスの先生と一緒に飲む機会がありました。僕と違って体には筋肉が張り付き、髪も真っ黒。先生の年齢を聞いたら同じ46歳。僕よりも周りが驚きました。そこで一人の若者に言われました。「おさむさん、46歳なんですか? 老けてますね」と。堂々と老けてますねと言われたのはこれが初めて。

 そこで白髪をどうにかしようと本気で考え始めました。

 案1:金髪にする。僕は20代は金髪でした。クリエーターの人でも白髪を隠すため、40過ぎてから金髪にする人がいます。

 妻に提案してみたら一言「恥ずかしい」。しかも僕は頭皮がとても弱く、すぐに赤くなってしまいます。だから金髪は却下。

 案2:白髪染め。絶対にやるまいと思っていた白髪染め。僕と同じ年齢のテレビ局員の男性は、去年から白髪染めを始めたのだという。理由は子供が小学生になり、「パパ、髪の毛白いの恥ずかしい」と言われたからだとか。確かに、それはショックかも。息子は現在3歳。あと4年たったら僕も言われる可能性がある。だとしたら今のうちからやったほうがいいのかも。

 ブログにこの気持ちを書くと、反対する人が結構いました。理由は、白髪染めによる頭皮への影響です。白髪染めは、金髪にするよりも良くないという印象を受けました。知り合いのヘアメイクさんに聞くと、頭皮への影響も含めて「おすすめしない」と言われました。

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鈴木おさむ

鈴木おさむ

鈴木おさむ(すずき・おさむ)/放送作家。1972年生まれ。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍。

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