西伊豆にあるやまびこ荘は、明治40年に建てられた木造校舎を生かした宿泊施設
西伊豆にあるやまびこ荘は、明治40年に建てられた木造校舎を生かした宿泊施設
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 少子化や過疎化などにより、毎年約500の廃校が生まれている現在、思い出の詰まった校舎を活用しようという動きが、全国で広まっている。

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■宿泊・レジャー施設に

西伊豆町営やまびこ荘
1973年に廃校になった大沢里(おおそうり)小学校を利用した宿泊施設。76年開業、2011年耐震補強のためリニューアル。山間の静かな集落のなかにある。
住所:静岡県西伊豆町大沢里150

西伊豆にあるやまびこ荘は、明治40年に建てられた木造校舎を生かした宿泊施設。素泊まり3456円、1泊2食付きで5832円(高校生以上)という格安料金がうれしい。二宮金次郎像も健在だ※価格はすべて税込み

■シェアオフィス、複合施設に

IID 世田谷ものづくり学校
2004年に廃校になった池尻中学校校舎を再生した複合施設。ものづくりに関わるオフィスが入居しているほか、地域交流やレンタルスペースにも活用。ショップやカフェも併設されている。
住所:東京都世田谷区池尻2‐4‐5/一般開館時間:11~19時/定休日:月(祝日の場合はその翌日)

NHK連続テレビ小説「半分、青い。」でヒロイン鈴愛が働く「なんでも作るよオフィス」のモデルとなった。入り口も看板を替え、ドラマの中に登場

■ドローンの試験・練習場に

ドローンフィールドKAWACHI
2017年に閉校した町立金江津中学校を活用し、ドローンの飛行実験、研究開発を行うほか、ドローン大会などを通じて地域との交流も行っている。
住所:茨城県河内町金江津7501‐2

廃校になった中学校は、24時間365日利用可能な研究開発施設に。目の前には利根川の河川敷があり、最長往復10kmに及ぶドローンのテストフィールドとして利用できる

(取材・文/本誌・野村美絵)

週刊朝日  2018年10月12日号