「news zero」の顔となる有働アナ (c)朝日新聞社
「news zero」の顔となる有働アナ (c)朝日新聞社
青山和弘記者(日テレNEWS24)
青山和弘記者(日テレNEWS24)

 日本テレビが看板報道番組を巡って大きく揺れている。

【写真】突然“降板”した男性記者はこちら

 深夜のニュース番組『NEWS ZERO』が、10月から『news zero』にリニューアルする。元NHKアナウンサー有働由美子をメインキャスターに起用。お披露目の記者会見を4日に開き有働が抱負を語ったが、サブキャスターの発表はなかった。

 関係者によると、その理由は、サブキャスター候補とみられていた男性記者が、「異例の人事」で“降板”せざるを得なくなったというのだ。その候補とされていたのは、報道部のエースの青山和弘記者。4日の会見に登場しなかったことに疑問を感じる人も多かったという。

 実は青山記者は9月1日付で報道部から日本テレビホールディングスの経営企画の担当に異動していた。日本テレビは、次のように通常の異動だったと主張している。

「異動については報道出身の前任者がグループ会社へ転出したため、その後任として異動したものです」(広報部)

 だが関係者は実態は異なると指摘する。報道部エースの急な異動は事実上の“左遷”で、その理由は社内調査で“セクハラ疑惑”が浮上したからだというのだ。詳しい内容は明らかではないが、社内の女性と酒を飲んだ上で不適切な関係があったとの報道が相次いでいる。

 もともと青山記者については、女性関係について懸念があり、「サブキャスターで大丈夫かという話もあったんですよ」と日テレ関係者は打ち明ける。

 青山記者は既婚だ。最初の妻は日テレ記者のAさんで、離婚後の妻が日テレのアナウンサーBさんだ。

「AさんとBさんは仕事をする仲間でした。いまはBさんとの間に幼稚園くらいの子供が2人います。『なかなか大変だよ』などと、子供自慢をしていました」(前出・日テレ関係者)

 青山記者は東大文学部を卒業後、1992年に日テレに入社し、政治部を中心に報道畑を歩んできた。国会官邸キャップやワシントン支局長なども歴任。これまでも、『NEWS ZERO』によく出演し、政治問題についてわかりやすく解説してきた。

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