さくらももこさん死去 乳がんにかかる人のピークは40代後半

週刊朝日

さくらももこさん死去 乳がんにかかる人のピークは40代後半

(c)さくらプロダクション/日本アニメーション『ちびまる子ちゃん』
  人気アニメ「ちびまる子ちゃん」の作者で知られる漫画家のさくらももこさんが、8月15日に乳がんで死去していたことが27日、わかった。53歳だった。

【さくらももこさんの自画像】

 主人公のまる子の声優・TARACO(57)は発表したコメントで「病気だったこととか、本当になにも知らなくてごめんなさいとしかないですごめんなさい」、まる子については「今はただ先生の分身でもある小学三年生の子に、嘘のない命を吹き込み続けることしかできないです」とつづった。また、さくらさんとは「ずっとお会いしてなかった」という。

 さくらさんがいつ病魔に襲われたのかは現時点では定かではないが、乳がんは、日本人女性の12人に1人がかかる病気で、40代後半で発見されることが多い。

 ただ、死亡率は高くなく、がんと共存しながら生活する女性も多い。乳がんは最新医療ではどのように考えられ、治療が行われているのだろうか。

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 日本の乳がん患者数は年々増加し、現在は毎年7万人以上の人が乳がんと診断されている。30年以上前に比べると5倍に増加し、日本人女性の12人に1人が乳がんになっている。乳がんと診断されると「なぜ自分が……」とショックを受けるかもしれない。しかし乳がんは特別な病気ではなく、誰もがかかる可能性のある身近な病気なのだ。

 多くのがんは60歳以降で増加し、高齢になるほど増える。しかし乳がんにかかる人は30代後半から増え始め、45歳から49歳でかかる人が最も多い。社会でも家庭でも役割が大きい年代の女性がかかりやすいというのが特徴だ。治療に専念するだけではなく、仕事や子育てをどのように両立させるのかといったことも問題となる。また、それほど多くはないが、妊娠や出産に関わる、より若い年代で発症する人もいる。

 女性がかかるがんの中で最も多いのが乳がんだが、死亡率でみると大腸がん、肺がん、胃がん、膵すいがんに次ぐ5番目だ。つまり乳がんはかかる人は多いけれど、それで亡くなる率は高くないがんといえる。

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