シャーリーズ・セロン主演の人生リフレッシュ映画「タリーと私の秘密の時間」が公開中だ。
2007年の「JUNO/ジュノ」でアカデミー賞脚本賞を受賞し、ハリウッドのトップ脚本家となったディアブロ・コディのオリジナル脚本を、「マイレージ、マイライフ」の名匠ジェイソン・ライトマンがセロン主演で映画化。
「私、人に頼れないの」。仕事に家事に育児にと、何事も完璧にこなしてきたマーロ(シャーリーズ・セロン)だが、3人目の子どもが生まれて、ついに心が折れてしまう。
そんな彼女のもとに、夜だけのベビーシッターのタリー(マッケンジー・デイヴィス)がやってくる。年上のマーロにタメグチで、ファッションやメイクもイマドキ女子だが、仕事ぶりはパーフェクト!
荒れ放題だった家はたちまち片付き、さらにマーロが一人で抱えて悩んでいた問題も解決してくれる。しかしタリーは、何があっても夜明け前に姿を消し、自分の身の上は決して語らない。果たして彼女は昼間は何をしているのか? マーロの前に現れた本当の目的とはいったい?
本作に対する映画評論家らの意見は?(★4つで満点)
■渡辺祥子(映画評論家)
評価:★★★★ 超オススメ、ぜひ観て
若く有能なベビーシッターのおかげで元気が戻る3児の母。それだけで普通の映画になりそうだが、ライトマン監督=コディ脚本は才気を閃かせた。これを見ながら私はもう若くない、と自分に言い聞かせる女たちは多いはず。