退職金はご褒美ではない! 60歳以降に待っている3回の「収入ダウンの崖」 (1/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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退職金はご褒美ではない! 60歳以降に待っている3回の「収入ダウンの崖」

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松岡かすみ週刊朝日#シニア

帰省シーズンは、子や孫を迎えに来る高齢者で駅や空港は賑わう (c)朝日新聞社

帰省シーズンは、子や孫を迎えに来る高齢者で駅や空港は賑わう (c)朝日新聞社

「お盆玉あげるから、夏休み帰っておいで」。盆休み、こんな言葉で子や孫を誘っていたら要注意。お願いされるとついつい、子どもや孫を甘やかしていないだろうか。

 多額の援助をする人の多くは、純粋に家族のためを思っている。もちろん、その親心自体は悪いことではない。子や孫への金銭的な援助は、ひと昔前は当たり前だったのかもしれない。

 だが、年金受給開始年齢が上がり、額も減りつつある上に、平均寿命は延びている。社会事情が異なる中で、ひと昔前と同じことをしていたら、たちまち家計が圧迫されるという現実を直視しないといけない。

 実際、今は年金生活に入ると貯金を取り崩して不足分を補う人が多い。ファイナンシャルプランナーの深田晶恵さんによれば、60歳以降に、「収入ダウンの崖」が3回存在するという。

 一つが60歳の定年時。再雇用で働いたとしても、収入は大幅にダウンする。2回目が仕事を完全にリタイアし、年金生活に入ったときだ。総務省の家計調査(17年)によれば、年金生活夫婦の年間赤字額は、約65万円程度。夫婦の実収入が250万円程度なのに対し、年間支出が316万円程度かかっている計算だ。これに住宅修繕費や病院にかかる費用など、特別支出も踏まえると、年間100万円を超える勢いで、貯蓄が減っていく。


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