有賀さんは自著『さつき白書』(94年刊)のあとがきでこう書いていた。

「無我夢中で過ごしたフジテレビでの5年間は普通の人の15年分ではないかと思うほど中身が濃く……将来、結婚して子どもが生まれたとき、『お母さんは昔アナウンサーで、こんなことをしていたのよ』と伝えてあげられたら」

 ご冥福をお祈りします。(本誌・上田耕司)

週刊朝日 2018年2月23日号