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40代はしんどい? 鈴木おさむが熟女キャバクラで思ったこと

連載「1970年生まれの団ジュニたちへ」

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鈴木おさむ週刊朝日#鈴木おさむ

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

鈴木おさむ氏が五反田の熟女キャバクラで考えたことは…(※写真はイメージ)

鈴木おさむ氏が五反田の熟女キャバクラで考えたことは…(※写真はイメージ)

 なぜなら、僕らの反対に座っている人たちの会話を聞いていると、熟女いじりをされているのだ。60歳過ぎのおじさんの熟女いじり。みな、20代ではないことを逆に武器にして接客している。正直、たくましいと思った。

 そして、僕の左に座った41歳のIさん。いろいろ話していると、お子さんがいることがわかった。旦那さんとは離婚して、現在9歳のお子さんを一人で育てているらしい。お昼は毎日会社員として働き、夜は、週に4回、遅い時間に出勤して、熟女いじりをされながら、働いているのだという。Iさんは、僕に笑顔を作りながら言った。「生きるのってしんどい」と。そうだよな。人それぞれ生きている環境は違うし、悩みも違うけど、生きるのってしんどい。

 しんどいけど、Iさんだって子供の笑顔を見るため、自分のため、生きている。

 生きるのはしんどい。しんどくていい。しんどいのが当たり前。みんなしんどい。2017年の年末に、五反田の熟女キャバクラで言われた一言で、来年もがんばろうと思えた。

 40代のしんどさが、50代、60代の筋力になるように。

週刊朝日  2018年1月5-12日合併号


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鈴木おさむ

鈴木おさむ/放送作家。1972年生まれ。高校時代に放送作家を志し、19歳で放送作家デビュー。多数の人気バラエティーの構成を手掛けるほか、映画・ドラマの脚本、エッセイや小説の執筆、ラジオパーソナリティー、舞台の作・演出など多岐にわたり活躍

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