坂本龍馬は“いらんぜよ”? 歴史教科書への提言が波紋 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

AERA dot.

坂本龍馬は“いらんぜよ”? 歴史教科書への提言が波紋

このエントリーをはてなブックマークに追加
太田サトル週刊朝日#教育
高知県内にある坂本龍馬像。騒動をどう見ているだろうか(c)朝日新聞社

高知県内にある坂本龍馬像。騒動をどう見ているだろうか(c)朝日新聞社

「高校歴史教育で個々の用語を選ぶ公的基準は存在しません。今回の案は教科書会社が決めるための参考意見でしたが、大きな注目を集めて、誤解を招くことになりました」

 提言に対し、「ロマンがなくなる」「歴史に興味を持てなくなる」などの意見が寄せられたという。どう受け止めているのだろうか。

「ロマンを求めるとしたら、教科書にではなくて、それをもとにした先生の授業にでしょう。明治維新の項目で残す用語の西郷隆盛を授業で説明したり、検索したりすると、龍馬は必ず登場します。決して不要という意味ではないのです」(桃木教授)

 龍馬ファンを敵に回した提言だが、増え続ける教科書の用語の精選が目的だ。

「用語は歴史の流れや社会のしくみを理解するための、あくまで手がかりのはず。ところが、手がかりだけをお経のように暗記する教育になっている。授業時間数を踏まえ、あるべき歴史の学び方に最低限必要なものを考えると、用語は約半分になるという考え方です」(同)

 提言は歴史教育に維新を巻き起こし、用語と格闘する学生や受験生の救いになるか。(本誌・太田サトル)

週刊朝日  2017年12月29日号


トップにもどる 週刊朝日記事一覧

おすすめの記事おすすめの記事
関連記事関連記事

あわせて読みたい あわせて読みたい