代表での出場機会は少ないが、ガンバ大阪では抜群の反応で活躍を魅せるGK東口は「コロンビアは前回やっているし、そこでも結構な差といのは見ていて感じた。今回また当たるというのは、もちろん簡単な相手でない。どの組みも難しい相手だなと思った」と話した。

 ハリルホジッチ監督が志向する守備的な布陣からのショートカウンターでは、井手口や今野の様なタイプが重宝されると思われる。ただ、この1年のハリルホジッチ監督は、それまで絶対的な主力として選ばれ続けていた本田圭佑、岡崎慎司、香川真司を代表から落としたり、ワールドカップ最終予選序盤に活躍した久保裕也や原口元気なども、調子が良くないと判断すれば、容赦なくスタメンから外された。11月の欧州遠征前の会見では、「誰が(ワールドカップ)本大会へ行くのか。今は私にさえ分からない」とコメントしている。だからこそ、今回代表選ばれていても、なかなかコメントをしづらいのかもしれない。

 半年後に迫ったワールドカップ。ロシアの地に立っているのは誰だろうか。(本誌・大塚淳史)

※週刊朝日オンライン限定記事