「むくみ」改善は“ゴキブリ体操”で! やり方を医師が伝授 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「むくみ」改善は“ゴキブリ体操”で! やり方を医師が伝授

赤根千鶴子週刊朝日
広川雅之さん(ひろかわ・まさゆき)/外科専門医。お茶の水血管外科クリニック院長。下肢静脈瘤治療の第一人者。近著に『下肢静脈瘤は自分で治せる』(マキノ出版)http://kekkangeka.com/

広川雅之さん(ひろかわ・まさゆき)/外科専門医。お茶の水血管外科クリニック院長。下肢静脈瘤治療の第一人者。近著に『下肢静脈瘤は自分で治せる』(マキノ出版)http://kekkangeka.com/

毛細血管には小さな穴が開いている。そこから細胞の間に出てくる水分が、組織間液だ。この組織間液が多くなりすぎたときに「むくみ」が起きる

毛細血管には小さな穴が開いている。そこから細胞の間に出てくる水分が、組織間液だ。この組織間液が多くなりすぎたときに「むくみ」が起きる

「むくみ」を防ぐには、飲み会の席で塩分の多い料理をとりすぎないよう、心がけること。「刺し身(醤油を少なめに)や野菜サラダ(ドレッシングを控えめに)を多めに!」(広川さん)

「むくみ」を防ぐには、飲み会の席で塩分の多い料理をとりすぎないよう、心がけること。「刺し身(醤油を少なめに)や野菜サラダ(ドレッシングを控えめに)を多めに!」(広川さん)

 そこで手と足の力を抜いたリラックスした状態で、手足をブルブルと小刻みに30~60秒ゆすることを3回繰り返す。両手両足を上げる姿勢がつらい場合は、足だけを上げてもかまわない。

「仰向けになると、血液は自然に心臓に戻ります。この『ゴキブリ体操』は、両手足を小刻みに動かすことで、その刺激が毛細血管への負担を減らし、心臓への血液の戻りをよくします。寝て行う体操の中で、最も効果が高いんですよ」

 もうひとつは「足首体操」。仰向けになり両足を伸ばす。そして両手は自然に身体の横に置き、つま先を前後にゆっくり10回動かす。そのあとつま先を右回りに5回、左回りに5回、グルグルと回すことを3回繰り返す。両足同時に動かしても、片方の足ずつでもよい。

「いずれの体操も一日に数回行うことが理想です。が、日中仕事をしていて、寝て行うのが難しい場合は、夜寝る前にふとんの上で行いましょう」

 また食生活においては塩分(ナトリウム)のとりすぎにも注意することが大切だ。

「塩分をとりすぎると、身体は体内の塩分濃度を下げようとして、体内に水分をためこんでしまう。だからむくみやすくなるのです」

 これからのシーズン、会社や仲間同士の忘年会でお酒を飲む機会も多くなる。お酒のつまみというと、ついつい味の濃い、塩分の多いものを頼んでしまいがち。

「でも“むくみ防止”を考えるなら、刺し身や野菜サラダを多めにすることですね。もともと調味されていないものを頼んで、醤油やドレッシングは極力控えめにするよう、心がけてください」

 年末年始は家で刺し身を食べる機会も多い。

「そんなときは、減塩醤油で。少しの気遣いを大切にしましょう」

 それでも朝起きたときに顔のむくみが気になったら、

「酸っぱい顔をしたあとに、ニーッと笑う、顔の体操をしてみてください。顔の筋肉が動くことで血流が改善されるので、むくみとりには断然おすすめです」

(エディター・赤根千鶴子)

週刊朝日 2017年12月8日号より抜粋


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