燃え尽き症候群? 安室奈美恵 去り際の美学 (2/3) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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燃え尽き症候群? 安室奈美恵 去り際の美学

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秦正理週刊朝日
安室奈美恵(画像提供:avex)

安室奈美恵(画像提供:avex)

安室奈美恵ヒストリー(週刊朝日 2017年10月6日号より)

安室奈美恵ヒストリー(週刊朝日 2017年10月6日号より)

 安室の活躍は沖縄の少女らの心に希望をともした。

「彼女の大活躍によって、沖縄から多くのスターが生まれました。同じ沖縄アクターズスクールから出たSPEEDはもちろん、仲間由紀恵さんや満島ひかりさんなどの活躍も、安室さんがいなければなかったのではないでしょうか」

 後進への道を切り開いた功績はもちろん、その変遷は、往年のアイドルとは一線を画すという。

「キャンディーズが人気絶頂時に『普通の女の子に戻りたい』と言って解散し、山口百恵さんが結婚を機にすっぱりと引退した。でも安室さんは20歳で結婚して母親になりましたが、引退せず“アイドル”という枠組みから“アーティスト”へと変貌して帰ってきたんです」

 1年の休業を経て復帰しても人気は衰えなかった。90年代中盤に全盛を誇った小室サウンドのブームが終わりを迎え、華原朋美やglobeといったブームを支えた歌手たちは日に日に露出が少なくなった。

「それでも彼女だけはずっと一線にいた。これは彼女が根っからのパフォーマーだったからでしょう。女優などにシフトするアイドルがいる中、ぶれることなく歌一本で四半世紀もの間ずっと勝負してきたというのは、ほかと比べられるものではない。今でこそ、浜崎あゆみさんや椎名林檎さんなどがいますが、彼女抜きではありえなかった」

 しかし、すべてが順風満帆だったわけではない。99年に母親を亡くし、引退もささやかれた。それでも彼女は立ち上がり、今日まで衰え知らずのライブパフォーマンスなどでファンを魅了した。

 9月16、17日に沖縄で開催されたライブでは計5万2千人を動員するなど、人気が衰えたわけではない。第一線にいながらの突然の引退発表は不可思議ととらえる見方も強いが、芸能リポーターの石川敏男氏は歌手としてではなく、“いち女性”としての決断ではないかと指摘する。

「40歳を区切りと決めていたと思います。踊りながら歌うライブ中心の活動形態は体力的にもこれからきつくなっていきますし、何より背景にあるのは恋愛だと思いますよ。第二の人生、つまり再婚を考えているんじゃないでしょうか。長男も来年20歳になりますし、京都にマンションを購入したという報道もありました。蓄えも50億円はくだらないと聞いています。ずいぶん前から引退を決意されていたのでは」


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