「おしゃれさん」桐生祥秀が隠していた9秒台への重圧とは? (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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「おしゃれさん」桐生祥秀が隠していた9秒台への重圧とは?

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小田邦彦週刊朝日
ついに日本人初の9秒台!=9月9日、福井市の福井運動公園陸上競技場 (c)朝日新聞社

ついに日本人初の9秒台!=9月9日、福井市の福井運動公園陸上競技場 (c)朝日新聞社

「今年はもう、モチベーションが上がる大会はないんですよね」

 筆者はその言葉どおりに受け止めていたが、実際は違った。9秒98の最後10メートルの走りには執念があった。跳び上がって喜ぶ姿が本心だった。

 桐生を初めて取材したのは高校2年のとき。あれから5年がたち、丸刈りだった少年も今では酒をたしなむようになった。

 トンカツを食べた後、「今度、マジックバーに行こうよ」と誘った。桐生は言った。

「お願いします」

 一緒に祝杯をあげよう。

(朝日新聞社東京2020総合本部事務局・小田邦彦)

週刊朝日  2017年9月22日号


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