灘、麻布…名門校に右派、安倍首相“お友達”政治家らが“圧力” (2/4) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)
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灘、麻布…名門校に右派、安倍首相“お友達”政治家らが“圧力”

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西岡千史、亀井洋志週刊朝日#安倍政権

次々に届いた抗議ハガキ

次々に届いた抗議ハガキ

「学び舎」歴史教科書を採択した中学校と“圧力”の中身(週刊朝日 2017年9月1日号より)

「学び舎」歴史教科書を採択した中学校と“圧力”の中身(週刊朝日 2017年9月1日号より)

 不気味さを際立たせているのは、抗議ハガキの多くが同一の書体で宛名と文章が印刷されていたことだ。国立中学校の教員は「組織的に送付されたものだとすぐにわかった」と話す。

 差出人の名前には、安倍晋三首相の人脈に連なる人物の名前もあった。前出の国立中学校の教員は言う。

「同一書体のハガキは差出人だけ手書きで、森友学園(大阪市)の籠池泰典さんや山口県防府市の松浦正人市長の名前もありました」

 今は決別しているが、当時の籠池氏は、安倍首相の熱烈な信奉者だった。経営する幼稚園では園児に教育勅語を暗唱させ、軍歌を歌わせるなど「愛国教育」をしていた。その理念を小学校でも実現するために新設を目指した「瑞穂の國記念小學院」の名誉校長には、安倍昭恵首相夫人が就任(国会で問題になり、後に辞任)。ハガキが出されたのは、籠池氏が小学校新設に奔走していた時期と重なる。

 同じくハガキの差出人となっていた防府市の松浦市長は、現在は全国市長会の会長で、安倍首相の教育政策に賛同する「教育再生首長会議」の会長でもある。山口県が地元選挙区の安倍首相との関係は深く、松浦市長の活動報告誌「青眼」には首相官邸を訪問した写真がたびたび掲載されている。2014年1月15日号には、こう書かれている。

<約35年のお交き合いになります安倍総理は“日本を取り戻す”苦しい日々を闘っておられます>(原文ママ)

 教育問題にも熱心で、日本について、<国辱とも言える歴史認識と正義が通らず、心ある者は口をつむぐ閉鎖社会>(原文ママ)と書いている。

 松浦氏と籠池氏は同じ理念を共有する、いわば同志。松浦氏は、籠池氏が計画していた小学校建設のために寄付をしていた。また、森友学園の財務状況への懸念から、小学校の設置認可が保留となっていたときに、松浦氏は籠池氏に大阪維新の会に所属する大阪府議を14年12月に紹介。府議が担当者に認可手続きの進捗(しんちょく)状況を問い合わせた後の翌年1月、条件付きの「認可適当」の答申が出た。


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