うつのサイン? 「朝立ち」でわかる病気の気配 (2/2) 〈週刊朝日〉|AERA dot. (アエラドット)

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うつのサイン? 「朝立ち」でわかる病気の気配

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「守り」でなく「攻め」の医学を提唱する熊本先生

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あなたの男性ホルモンは大丈夫?(週刊朝日 2017年8月4日号より)

あなたの男性ホルモンは大丈夫?(週刊朝日 2017年8月4日号より)

■「朝立ち」の秘密(2)
朝は元気がなくても、寝ているあいだにエレクトしていることも多い

 若い頃と違い、中年になるとムスコとのコミュニケーションが薄くなりがちです。まずは、朝立ちがあるかどうかをチェック。

 朝に限らず、身体は眠っていても脳の一部は活動している「レム睡眠」のときに、ムスコはひそかに元気になっています。

「20代なら寝ている時間の半分、50代でも健康な状態なら3分の1から4分の1は勃起しています。これは性的に興奮したときの勃起とは別で、女性の月経に相当する、いわば“男の生理”なのです」

寝る前にムスコの根元に着けて、寝ているあいだのふくらみ具合を測定する「エレクトメーター」という装置があります。本来は、問診や各種の検査をしつつ、1週間から10日ほど使って「何センチ増えたか」を記録します。

「若い人ならプラス3センチ、中高年でもプラス2.5センチが目安です」

■「朝立ち」の秘密(3)
男性ホルモンが減っていると、朝立ちだけでなく、やる気も活力もなくなる

 朝立ちがなくなるのは、「もう年だから」ではありません。男性ホルモン(テストステロン)の分泌の減少が原因です。

「50歳前後の男性が大きなストレスを受けると、男性ホルモンが不足して心身に不調をきたすケースが多く見られます。いわゆる『男性更年期障害』です。やる気や活力がなくなり、うつのような症状になる人も少なくありません。最近、その存在がやっと認知されてきましたが、私が1970年代に医学総会などで『男性にも更年期障害がある』と主張したときには、偉い先生から『あまりおかしなことを言っていると、研究者としての信用をなくすよ』と忠告されたものです」

 朝立ちに気づくのが2週間に1~2回以下だったり、近ごろ性欲や勃起力が減退したと感じたり、下の表で当てはまる項目があったりする人は、男性ホルモンが減っている可能性が大。40~50代なら「男性更年期」の疑いがあります。

 60代以上は、どうしても男性ホルモンが減りがち。しかし、朝立ちがないのはけっして当たり前ではなく、「熟年期障害」のサインであることも多いようです。

【あなたの男性ホルモンは大丈夫?】
次のうち「かなりある」と感じる項目はいくつ?
1.体調が優れず、気難しくなりがち
2.不眠に悩んでいる
3.くよくよしやすく、気分が沈みがち
4.ほてり・のぼせ・多汗がある
5.動悸・息切れ・息苦しいことがある
6.疲れやすい
7.頭痛・頭重・肩こりがある
8.最近、ひげの伸びが悪くなった
9.筋力の衰えを感じる
10.尿が出にくい、出終わるまで時間がかかる
*ひとつでもあれば要注意。2つ以上なら医師に相談を。(熊本悦明先生作成)

週刊朝日  2017年8月4日号より抜粋


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